国際社会で活躍できる人材育成事業にTOEFL Junior®
茨城県では、平成23年度より、「国際社会で活躍できる人材育成事業」を通して、小・中・高等学校における新学習指導要領に対応した外国語教育の充実や、高等学校における留学の促進などを実施し、グローバル社会に対応できる人材の育成を図っています。
その中の取り組みのひとつである「茨城県高校生国連グローバルセミナー」とは、国際連合大学(東京)において、国際問題に関する講義の受講や留学生との懇談などを実施するもの。生徒の国際問題への関心を高めるとともに、国際社会へ向けての進路選択の意欲を向上させることを目的としています。事前研修を含め、10月から来年2月にかけ計8日間の日程で行われ、参加者は、茨城県の県立高等学校の生徒の中から30名を選出。その選定テストとして、また英語力測定テストとしてTOEFL Junior®が採用されることとなりました。
地方自治体におけるTOEFL Junior®の活用が広がっています
社会のグローバル化とグローバル人材育成の議論、そして外国語教育の充実が謳われた新学習指導要領などを受け、各地方自治体では国際社会で活躍できる人材の育成を目指した英語力の向上や人材育成事業が多く計画されています。その中で、国際的に通用する基準で学生の英語力を測定できるTOEFL Junior®にも注目が集まり始めています。
【岐阜県】・・・「グローバル・コミュニケーション能力育成支援事業」において、実施される外部検定試験にTOEFL Junior®が採用されています。
岐阜県では、グローバル社会で活躍できる人材の育成を最重要課題の1つとして、様々な改革が進められています。岐阜県内の生徒の実践 的な英語力の育成状況や、他国の生徒と比較した英語力、同県の英語教育の課題等を把握・分析するために、「グローバル・コミュニケーション能力育成支援事業」における外部検定試験を実施するための予算増額が決定し、外部検定試験には、広く国際的に導入されているTOEFL Junior®、TOEFL®、TOEIC®が採用されています。
【北海道】・・・北海道教育委員会主催のイングリッシュ・キャンプの最上級クラスとして開催する「スーパー・イングリッシュ・キャンプ」は地球規模の視野と地域の視点を併せ持った、北海道のグローバル化を支えるリーダー的役割を果たす人材育成を目指し、夏と冬に開催。その間の英語学習の成果測定にTOEFL Junior®テストが活用されています。
【大阪府】・・・大阪府国際化戦略実行委員会(大阪府、財団法人大阪府国際交流財団共同設置)が、平成24年4月より海外留学をめざす高校生等を対象に開催している「おおさかグローバル塾」。その出願資格確認試験としてTOEFL Junior®が採用されています。おおさかグローバル塾では、3年間で1000人を目処に、大阪府内の高校生らのアメリカもしくはイギリスへの海外留学の渡航費や、留学前後の英語・歴史などの教育および情報提供等の支援を行っています。
大学入試におけるTOEFL®などの外部英語試験の活用が提言されている中で、高校生にとってTOEFL®の難易度の高さを懸念する声も高まっています。TOEFL®の中高生版として作られたTOEFL Junior®は、TOEFL®との親和性も高く、今後ますます活用が広がることが期待されます。
関連リンク TOEFL Junior® 日本公式ホームページ 茨城県教育委員会「国際社会で活躍できる人材育成事業」 岐阜県「グローバル・コミュニケーション能力育成支援事業」 北海道「スーパー・イングリッシュ・キャンプ」 大阪府「おおさかグローバル塾」