くもん出版(代表取締役社長:志村直人)が2011年に刊行した児童書の2作品が、
「第59回産経児童出版文化賞・JR賞」、「第7回福田清人賞」を受賞いたしました。
小学校高学年以上の子どもたちが、
興味・関心を広げるきっかけとしてお勧めしたい児童書です。
第59回 産経児童出版文化賞
JR賞受賞
A5判・144ページ
1,470円(税込)
『地球の声に耳をすませて
~地震の正体を知り、命を守る~』
2011年3月11日に、なにが起きたのか?
なぜ津波は発生し、余震は続いているのか?
地震に対する正しい知識を得ることで自分の命や大切な人たちの命を守ってほしい――そんな願いをこめて、地震学者が東北地方太平洋沖地震や地球についてわかりやすく説明する児童むけ科学読み物です。
著者:大木 聖子(おおき さとこ)
東京大学地震研究所広報アウトリーチ室助教。2001年北海道大学理学部地球惑星科学科卒業、2006年東京大学大学院理学系研究科にて博士号を取得後、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋学研究所にて日本学術振興会海外特別研究員。2008年4月より現職。広報アウトリーチ室員として、アウトリーチ活動(広報活動や防災教育、科学コミュニケーションなど)を担当。主な著書に、震災後書き下ろした『超巨大地震に迫る-日本列島で何が起きているか』(纐纈一起教授との共著、NHK出版新書)がある。
産経児童出版文化賞とは
学校図書法の施行にあわせて1954年に産経新聞社が創設した賞で児童文学の賞のひとつ。 同社主催のもと、次世代を担う子どもたちに優れた本を与える目的で制定された。対象作品は前年1年間に日本国内において出版されたすべての児童書籍の中から選考委員の審査を経て選ばれる。過去の受賞者に、まど・みちお氏、川村たかし氏などがいる。JR賞は大賞に次ぐ賞。
第7回福田清人賞 受賞
A5変型判 208ページ
1,575円(税込)
『トキよ未来へはばたけ
~ニッポニア・ニッポンを守る人たち~』
2003年日本産最後のトキは絶滅しましたが、1999年に中国から贈られたトキのカップルから初めてのヒナが孵って以降、次々とヒナが誕生し、その数を増やしています。2008年からは、野生復帰を目ざしトキが放鳥されるようになり、自然の中でヒナが孵るかどうかが毎年関心の的になっています。
本書は、著者の約30年にわたる取材からトキの歴史や、トキを絶滅から守ろうとした多くの人たち、また人工繁殖成功による今日までの経緯について丹念にたどったノンフィクションです。2012年4月、本受賞を祝うかのように36年ぶりに自然界でのヒナの誕生が確認されたというニュースが日本中を駆け巡りました。
作者:国松俊英
滋賀県守山市生まれ。創作の他、各地を取材し、野鳥や自然を題材にした作品、人物ノンフィクションが多い。主な著書に、『トキよ舞いあがれ』『アホウドリが復活する日』(いずれもくもん出版)、『最後のトキ』(金の星社)、『カラスの大研究』『スズメの大研究』『はとの大研究』『ツルの大研究』『フクロウの大研究』 (いずれもPHP研究所)、『名前のはじまり探検隊・全10巻』(岩崎書店)、『星野道夫物語 アラスカの呼び声』(ポプラ社)などがある。
福田清人賞とは
社団法人 日本児童文芸家協会によって2005年に設けられた賞。日本児童文芸家協会第2代理事長・会長の福田清人氏の名前を冠し、優れた児童向けのノンフィクション、歴史・自伝的文芸作品、教養書を賞する。対象は前年7月から翌年6月までの間に出版された作品。過去の受賞者に、池上彰氏、関野吉晴氏などがいる。
くもん出版は今後も、子どもたちに喜ばれ、永く愛読される絵本・児童書をお届けし、子どもたちに夢と感動を与え、子どもたちの未来に貢献してまいります。
関連サイト : http://www.kumonshuppan.com/
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公文教育研究会 TEL 03-3234-4401