グローバルな課題を各国の大使となって議論
中学・高校生による「模擬国連」開催
2月11日(土)公文国際学園にて
【昨年の模擬国連(MUNK)の様子】 |
公文国際学園(神奈川県)は、今年7回目となる模擬国連<通称「MUNK(ムンク)」(Model United Nations of Kumon)>を校内で開催します。 この取り組みは、世界200校以上の高校生が参加する世界最大規模の国際会議「模擬国連」(オランダ・ハーグ)に参加した生徒が得た、自らの体験をもっと多くの生徒に体感してほしいという思いから始まった校内行事です。 なお、公文国際学園は 今年初めてハーバード大学での「模擬国連」に参加しました。 今年のテーマである、「水(Water for Life)」を通じて、実際の国連の雰囲気を味わうとともに、生徒が主体となって国際的諸問題の解決方法を学び合います。 |
※取材ご希望の方は03-3234-4401(担当 堅田)までお問い合わせください。
模擬国連(MUNK)実施概要
【開催日時】 2012年2月11日(土) 8:30~16:30
【会 場】 公文国際学園(神奈川県横浜市戸塚区小雀町777番地)
【会場地図】http://www.kumon.ac.jp/k-gakuen/kokusai/access.html
【主催】 公文国際学園(生徒による実行委員会で運営)
【参加者】 他校の生徒含め、101名(中1~高2対象)
【実施目的】 模擬国連を意識したものとして、国際問題への関心・理解を深め、討議していく。
【当日スケジュール】 | |||
開会式 | 8:30~8:50 | Session1 | 12:00~13:10 |
Speaker’s List(立場表明演説) | 8:50~9:20 | Session2 | 13:20~14:30 |
Lobbying(決議案を作成) | 9:20~11:05 | Session3 | 14:40~15:50 |
昼休み | 11:05~11:50 | 閉会式 | 16:05~16:30 |
【使用言語】 議論は日本語で行われますが、専門用語や議事の進行には英語が用いられます。
【会議の流れ】
・参加者は割り当てられた担当国の課題について事前に調査・研究し、自国の政策を考えます。
・会議では他国との交渉を通じて、決議案を作成します。
・最終的には、担当する国の国益を追求しつつも、国際社会にとっても有益かつ実効的な解決・
対策を盛り込んだ決議案を投票にかけ、決議として採択します。
■今年のテーマ: 「Water for Life~安全な飲料水と基礎的な衛生処理施設の確保~」
これまで「MUNK」で取り扱った議題は、地雷問題、人口問題などがあり、今年のテーマは「Water for Life」(※)になります。 1つの国の立場に立ちながらも、テーマに対して多角的な視点で生徒自身が考え、討議していきます。企画・運営、資料作りから当日の進行などすべて、実行委員である生徒が主体的に実施しています。
現在、「International decade for action ‘Water for life 2005-2015’」が国連で推進中であり、水の確保は世界で考えていくべき課題となっています。
「安全な飲料水の確保」は人々の健康や命の問題に直結しています。世界で安全な飲料水にアクセスできない人は9億人弱おり、そのうち半分以上(約4.8億人)がアジア、約3.3億人がサハラ以南アフリカに暮らしています。
また、多くの国で水問題は、人々が貧困から抜け出せない主な理由になっています。水が不足した社会においては、子どもや女性は水汲みのために、就業や就学など、他の活動に関わる機会が奪われてしまうためです。模擬国連では、実際に世界で議論されている問題を生徒一人ひとりが各国の立場で議論し、皆で解決案を考えていくことで、国際社会の抱える課題を身近に感じてほしいと考えています。
■「模擬国連」について <参考: 模擬国連ホームページ:http://jmun.org/>
世界では、主に16~25歳の学生を対象としてTHIMUN (The Hague International Model United Nations) が1月下旬~2月上旬ごろにオランダのハーグや、THIMUN Singapore が11月中旬ごろシンガポールなど世界各地で行われています。ハーグ模擬国連に参加している日本の学校は、スイス公文学園高等部(※)とこの公文国際学園の2校のみとなっています。
日本では、1983年に上智大学において発足された「模擬国連実行委員会」を前身とした「模擬国連委員会」(Japan Model United Nations: JMUNS)がつくられ、「模擬国連会議全米大会」への代表団派遣事業をはじめとし、「模擬国連会議全日本大会」の開催などさまざまな活動を行っています。
※スイス公文学園高等部: スイス・レザンにある高等学校で、授業は英語で行われています。 「グローバルな視点に立って思考し行動できる能力を持つ人を育成する。そのために、思考力・言語能力・表現力・行動力を育成する。」という教育理念の基、1990年創立。
【公式ホームページ】http://kumon.ac.jp/klas/
【公文国際学園 正門時計台】 |
■公文国際学園(中等部・高等部): 株式会社 公文教育研究会の創始者・公文公 (くもん とおる)が設立した学校法人公文学園の中等部、高等部の学校です。「21世紀の国際社会で活躍し、真の国際平和に貢献できる人材を育てたい」という考えのもと、1993年に設立。 【公式ホームページ】http://www.kumon.ac.jp/k-gakuen/kokusai/ 【過去の模擬国連への参加の様子(ビデオ視聴可)】 http://www.kumon.ac.jp/k-gakuen/kokusai/moGiKokuRen.html |
公文教育研究会 TEL 03-3234-4401