KUMONトピックス
Feature Report - 進化し続ける活動
カテゴリーを表示

KUMONグループの活動  2019/06/25更新

Vol.312 『遊べる浮世絵展』  

くもんの子ども浮世絵コレクション
『遊べる浮世絵展』
これにておひらきにてそうろう

平成から令和へ時代が変わろうとしている4月28日(日)に東京の練馬区立美術館で開会した、くもんの子ども浮世絵コレクション『遊べる浮世絵展』ですが、6月9日(日)に無事約40日間の会期を終えました。その間会場まで足をお運びいただいた皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。


今回のキャラクターをあしらったPRツール

 

初めて「くもんの子ども浮世絵コレクション」というタイトルをご覧になられた多くの方々が「えっ!くもん?あの公文式のくもん?」と驚かれたことと思います。実は公文教育研究会では約3,200作品もの子ども浮世絵を中心とした文化史料を収集し、研究を行ってきました。

くもんが子ども浮世絵を収集している理由からお話ししましょう


風流おさなあそび(男の子)歌川広重

公文教育研究会は公文式学習法で日本を始めとして世界50を超える国と地域に広がりを見せていますが、どこの国の公文式教室でもその主役は「子ども」です。
そこで公文教育研究会は1986年に公文式の主役である「子ども」の生活や文化、そして歴史を知る方法を模索し始めました。ところが世界のいずれの国でも「教える側」の教育の歴史について書かれた文献はあるものの、主役である「子ども」の生活や文化について書き残されているものは殆どないことが分かってきました。そんな折フランスの歴史学者フィリップ・アリエス(Philippe Aries, 1914-1984)の絵画史料を使った子ども研究手法に触発され、公文教育研究会は江戸時代以降の子ども文化を浮世絵から探れるのではないかという発想にたちました。そして、子どもの生活の様子が描かれた浮世絵や子どもが遊びに使ったおもちゃ絵を中心に収集と研究を進めてまいりました。
この度の練馬区立美術館では公文教育研究会が所蔵する子ども文化史料の中から「遊び」をテーマとして約170作品を厳選して展示いたしました。

練馬区立美術館で今回の「遊べる浮世絵展」を企画された学芸員の加藤陽介さんに企画にかけた思いをお伺いしました

―くもんの子ども浮世絵「遊べる浮世絵」展の開催に込められた想いをお聞かせください。


開会式が終わりいよいよ入場

公文教育研究会が収集された子ども浮世絵は、これまでにも何度か展覧会等で拝見してきました。
これは世界的にも例を見ない子どもに特化したコレクションであること、そして構成の仕方によって幾通りもの見せ方が可能であることは確信していました。國學院大學文学部哲学科教授の藤澤先生の監修を得ることで、”遊べる“という立体的な展示が叶い、かつ当館がこれまで力を入れてきた教育普及活動とリンクすることで、今までの浮世絵展とは違う展覧会のあり方、客層が見込めるという期待も膨らみました。

―今回の展覧会の企画で工夫された点や特に力を入れたイベントをご紹介ください。


巨大な人間双六

絵を楽しむ浮世絵展と教育普及活動の融合により、展示物を原本とした楽しみの広がりを感じていただける点でしょうね。
フリースペースに設置した巨大な双六は展示空間と遊びのスペースを繋ぐものです。また、子どもたちは実際に工作することが大好きですから、予約などなしでその場、その空間を提供する“さんでー工作”(日曜のみ開催)は試みとして大成功だったと思います。

―観覧者の方々のご感想や記憶に残るエピソードがあればご紹介ください。

保護者連れや保育園で双六を楽しんだ子どもたちが、ここがフリースペースであることがわかると、また遊びに来てくれる。子どもたちが自主的に来館してくれるのが印象的でした。

これまでの浮世絵展と違う手ごたえは

関連記事

2019/02/01更新

Vol.052 國學院大學文学部哲学科教授
藤澤紫先生

江戸文化に「遊び心」があふれていたように 学びの中にも「遊び心」を見つけていこう

KUMONグループの活動  2017/05/02更新

Vol.207 KUMONレポート-子ども文化史料編

江戸時代の子ども文化を疑似体験 ~江戸庶民の子どもの「遊び」と「学び」~

KUMONグループの活動  2015/01/06更新

Vol.069 KUMONの子ども文化活動-お正月の子ども浮世絵

子ども浮世絵のなかに描かれたお正月百聞は一見に如かず.江戸時代の羽根つきや双六などの遊び、そして学びの場

KUMONグループの活動  2013/10/01更新

Vol.005 くもん子ども浮世絵ミュージアム

浮世絵という貴重な文化史料から子育てや子ども文化をあらためて学ぶ

KUMONグループの活動  2018/01/09更新

Vol.241 時代を超えて学び方のヒントを探る

「読み」「書き」を通して身につけた 「やり抜く力」

バックナンバー

KUMONグループの活動  2020/09/08更新

Vol.370 浮世絵から見える江戸時代の人々「重陽の節句」

大輪の菊に健康と長寿を願う ~人々の暮らしと「重陽の節句」の関係~

KUMONグループの活動  2020/09/01更新

Vol.369 特別企画 子育てのヒント‐「自立」のためにできること(2)

子どもの自立に「甘え」は欠かせない 「甘えさせる」と「甘やかす」の見極めが大事 お話:子育てカウンセラー・心療内科医 明橋大二先生

KUMONグループの活動  2020/08/25更新

Vol.368 ~創始者公文公の言葉より~

    公文式の原点⑤            <学年を越えて進む>

KUMONグループの活動  2020/08/11更新

Vol.367 あきびんごさん×くもん出版 絵本制作編

絵本制作に込められた 絵本作家あきびんごさんと 編集者の想い

KUMONグループの活動  2020/08/04更新

Vol.366 浮世絵から見える江戸時代の人々「お守り」

災いから子どもを守りたい ~浮世絵から見える母親の愛情~

KUMONトピックス カテゴリー別インデックス

記事アクセスランキング

おすすめ記事 Recommended Articles
OB・OGインタビュー
Catch the Dream 夢をかなえる力
NEW
Vol.072 後編
読売巨人軍 球団職員
矢貫俊之さん
行き詰まっても逃げないで あきらめずにぶつかって 答えは自分で見つけよう
Vol.072 前編
読売巨人軍 球団職員
矢貫俊之さん
行き詰まっても逃げないで あきらめずにぶつかって 答えは自分で見つけよう
Vol.071
アート・トランスレーター
田村 かのこさん
今ある“型”にはまらなくていい 自分にできることを一つずつ進めていけば自ら“型”をつくることができる
Vol.070
文化遺産コンサルタント
佐々木義孝さん
「今の環境でしか出来ないこと」から 「その環境で自分が夢中になれること」 を探して、実践していくと、道は開けてくる
スペシャルインタビュー
Academic Milestones 学びを究める力
NEW
Vol.063 後編
往来物研究家
小泉吉永先生
江戸の知恵には学びがあふれている “好き”をとことん掘り下げて 出会いを引き寄せよう
Vol.063 前編
往来物研究家
小泉吉永先生
江戸の知恵には学びがあふれている “好き”をとことん掘り下げて 出会いを引き寄せよう
Vol.062
筑波大学国際発達ケア:エンパワメント科学研究室教授・保健学博士
安梅勅江先生
「エンパワメント」の力が 「みんなが夢を持てる世界」を実現する
Vol.061
臨床心理士、国際TA協会公認交流分析家
末松渉先生
「心の危機」は成長の機会でもある 「学ぶ喜び」を知って 「生きる力」にしていこう
KUMON now! フェイスブックページ
KUMON now!に「いいね」して、子育てに役立つ情報を受け取ろう!