文化や考え方の多様性を学び、世界を感じるキャンプ
「これからの時代を生きる子どもたちに、英語でコミュニケーションできる力をつけてもらいたい。地球社会に貢献できる“人財”に育ってもらいたい」という強い想いのもと、2001年にスタートしたEIC。今年は滋賀県守山市と静岡県賀茂郡河津町で行われ、8月1日から23日までの間、6日間と4日間の4つのコースに、英語を意欲的に学習する小学校3年生から6年生までの計312名が日本全国から集まりました。
キャンプ中、子どもたちをサポートするのはインド、マレーシア、メキシコ、ウガンダなど世界の様々な国や地域から集まったキャンプリーダーたち。宗教や文化など異なるバックグラウンドを持つ彼らとの共同生活を通じて、子どもたちは世界を身近に感じ、文化や考え方の多様性を学んでいきます。また、キャンプリーダーのほとんどは英語を母国語としません。あえてここで“英語”でコミュニケーションをすることにより、 多様性の中での共通言語としての英語の価値を体感できるのも大きな特徴となっています。
夢や目標に向かって踏み出す一歩
家族と離れて初めて一人で参加するキャンプ、英語でのコミュニケーション…初日には緊張し、中には今にも泣き出しそうな面持ちの子もいましたが、数日間のキャンプを経て、子どもたちは大きく成長を遂げていきました。卒業式には一人ひとりが参加者全員の前で英語を使って、自身の夢を堂々と発表するなど、それぞれ頼もしい姿を見せてくれました。
初めて参加した子どもたちの感想です。
「EICでどんどん英語を使っているうちに英語を使うことが楽しくなっていきました。海外に留学した り、住んだりしてみたいと前より強く思うようになりました。だから、将来英語を生かして働くためにも これから英語を学び続けていこうと思っています。」(Tさん・小6)
「キャンプリーダーの国の話を聞く時間では色々な国の食べ物やお金、動物、きれいな風景などを見せてもらい、自分も行ってみたいと思いました。また、エコヒーローズというプログラムでは世界には貧しい国があることも知りました。自分もそういう国に何かができればいいなと思いました。」(Wさん・小5)
「私は英語を使うことにとても自信が持てました。私の将来の夢はキャビンアテンダントです。キャビンアテンダントは英語をよく使います。ですが、私は最初、自分が将来英語を使っている姿が想像できませんでした。しかし、キャンプに行ったことでその姿が想像できるようになりました。とても嬉しかったし、私はキャンプに感謝しています。」(Sさん・小6)
この15年間のキャンプで参加した子どもたちはのべ約2800名。これまで約80か国から参加したキャンプリーダーは450名以上にものぼります。EICでの挑戦と経験がそれぞれの夢や目標につながっていくことを祈っています。
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