![]() 株式会社ファミリーマート 商品本部 デリカ食品部 米飯グループ 三木春香さん |
―― 現在のお仕事について聞かせてください。
ファミリーマートのお弁当やお惣菜をはじめとした、食品のオリジナル商品の開発を行っているデリカ食品部という部署で、おむすびの商品開発を担当しています。
―― おむすびの商品開発というのは具体的にどのようなお仕事なのでしょうか?
商品製造に関わるメーカーさんをはじめ、食材を供給してくれる業者さん、ほかにも包材メーカーさんなどと一緒に、10数人ほどのプロジェクトチームで動いています。当社のデリカ食品部でおむすび担当となっているのは、じつは私ともうひとりのスタッフの2名しかおりません。
私の役割としては、日々の店舗での売上数値の分析や傾向、また市場動向も把握しながら、毎週の開発会議で共有を行い、商品の品ぞろえの検討や新しい商品の立案など、チームをリードする立場を担っています。
―― お仕事のやりがいはどのようなところにありますか。
おむすびの売上と利益の数値責任を持っていますので、毎日が試行錯誤の連続です。じつは新商品は毎週登場するのですが、こちらが新しいラインナップを揃えても、商品の発注自体は各店舗の判断で行うものなので、投入した新商品が発注されて店頭に並んでいるのか、もし注文されていないのならどこに問題があるのかなど、自ら課題を見つけてはそれを解決する日々です。
―― 公文式学習での思い出についてきかせてください。
私は徳島県の出身なのですが、小学生の初めの頃から近所の教室に通っていました。好きな時に行って自分のペースで自由に進められる学び方が、私には合っていたと思います。先生やスタッフの方たちとの距離が近く親しみやすかったことも印象に残っています。中学校に入ったころにいったん離れたのですが、高校に入ってから今度はKUMON SPEED READING SYSTEM(※)に取り組んで、英語の読解力向上にとても役立ちました。
―― 公文式学習での経験が現在のお仕事での取り組みに通じていると感じることはありますか?
当社は社員一人ひとりの裁量で行動することが活発な企業風土ということもあり、私の場合はとくに自分自身で課題を設定して、その判断が求められる機会が多いです。
そういう意味では、誰かに言われなくても自分のペースで課題を進めて、人と比べるより自分がどこまでできたか、ということで評価をする公文式学習のやり方が自分に合っていたと思いますし、それが結果的に今に生きているのかな、と改めて実感しています。
―― 今、公文式学習で学んでいる子どもたちへのメッセージをお願いします。
私は高校生のころ、上京して大学で学びたいという思いをずっと胸に抱いていました。しかし両親からは、ある程度レベルの高い大学でない限りはそれを認めない、と言われていましたので、自分自身の将来のために、受験勉強に一所懸命取り組みました。その後、大学入学を期に故郷から出て、新しい学びの場や交友関係が増えたことで、私の世界が大きく広がりました。
私にとっての学びとは、やりたいことの選択肢を増やし、自分自身を成長させて、世界を広げるための手段になりました。
子どもや学生のころにやっていることは必ず将来につながってくると思います。だから、皆さんもいろんなことに挑戦していってください。
※KUMON SPEED READING SYSTEMは、2016年3月末でサービスの提供を終了いたします。
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