KUMONトピックス
Feature Report - 進化し続ける活動
カテゴリーを表示

KUMONグループの活動  2019/01/08更新

Vol.290 浮世絵に描かれた読み聞かせ  

歴史から見えてくる
読み聞かせの大切さ

KUMONでは1986年から子ども文化研究のために浮世絵を中心とした文化史料を収集・研究してきました。今回は浮世絵にも見られる「読み聞かせ」に焦点をあて、「読み聞かせ」から得られるもの、その大切さ、を考えていきます。

江戸時代の子育て

日本は江戸時代のころ疫病や麻疹などの小児病に対する医学も遅れていたため、幼くして亡くなる子どもが多く、現在のように子どもを健康に育てるという点においては厳しい環境にありました。そのため、江戸後期の天保期ころまでは一世帯に子どもが一人いるかどうかという少子社会であったといわれています。そして、女性が妊娠したことがわかると、なんとか無事に出産を終え赤子が健康に育つように、実の親だけでなく多くの大人たちが地域ぐるみで育児や子育てに関わりました。取り分け家の後継者となる子どもの子育てともなるとその責任は重く、家長である父親がその重責を担いました。そのようなこともあり、当時は父親を対象とした育児や子育て本が多数普及していました。

読み聞かせは学びへの誘い


草双紙 渓斎英泉 天保頃
(1830-1844)
幼児が「これも読んで~」と母親にせがんでいるようだ。髪置きを終え髪の毛も伸び始めており、年は4歳頃だろうか。絵のなかには「童部の友としなせる草双紙これもをとめの手にそなれける」と幼い頃から本に親しませる大切さが説かれている。この母はこの教えを上手に実践しているのであろう。

18世紀の後半、漢学者であった江村北海は著書の『授業編』のなかで子どもに文字を教えるには絵草子(絵本)がよいことを次のように説いています。
“旅に出た時にはたまには絵草子を土産として買い求めて、子どもに与えなさい。子どもは本の中の絵を見ていると、その内に読んで欲しいとか、書きだして欲しいとせがみ始めるから、それを逃さずに読み聞かせをしたり、書きだしてあげなさい”と。
つまり、子どもには環境を作ってあげれば、子ども自らが主体的にいろいろな好奇心を持って気づきや発見をして学びに向かっていこうとするので、それに寄り添って教えてあげることが大切であるという教えです。このように、本に親しませる環境や読み聞かせの大切さは、この時代にはすでに伝えられていたのです。

読み聞かせから子どもが学んでいること・教えてくれることとは

バックナンバー

KUMONグループの活動  2020/02/18更新

Vol.342 日本語学習者の現在(いま)・夢・目標
―動画レポート

日本語を学んで 日本を好きになってもらいたい そして夢をかなえてほしい

KUMONグループの活動  2020/02/04更新

Vol.341 KUMONロゴに込められた想い

キーワードは「Thinking」! THINKING FACEが笑顔ではない理由とは?

KUMONグループの活動  2020/01/28更新

Vol.340 くもんの教具「磁石すうじ盤」の魅力とは?

乳幼児の数の理解を深め、    高齢者の脳の活性化にも!

KUMONグループの活動  2020/01/21更新

Vol.339 南アフリカの公文式教室

一人でも多くの南アフリカの子どもたちに 学ぶ機会を

KUMONグループの活動  2020/01/07更新

Vol.338 浮世絵から見える江戸時代の人々

『福づくし』でおめでたい1年に

KUMONトピックス カテゴリー別インデックス

記事アクセスランキング

おすすめ記事 Recommended Articles
OB・OGインタビュー
Catch the Dream 夢をかなえる力
NEW
Vol.067 後編
AKB48
武藤十夢さん
「可能性の追求」を続けて 新しい扉を自分で開こう
Vol.067 前編
AKB48
武藤十夢さん
「可能性の追求」を続けて 新しい扉を自分で開こう
Vol.066
ジュエリーアーティスト
Lily/福嶋真由子さん
楽しいこともつらいことも すべてのことには意味があり 「学び」や「チャンス」につながる 経験となる
Vol.065
弁護士・薬剤師・弁理士
中村智広さん
一つひとつ積み重ねた結果、今がある 枠にとらわれず好奇心をもち、 学び続けて前進しよう
スペシャルインタビュー
Academic Milestones 学びを究める力
NEW
Vol.060 前編
合同会社MAZDA Incredible Lab CEO
松田孝さん
プログラミングをきっかけに 未来社会に向けて 「新しい学び」を獲得していこう
Vol.059
慶應義塾大学医学部
精神・神経科学教室専任講師・医学博士
佐渡充洋先生
「ネガティブな自分」を 理解することは「ポジティブな学び」 楽しいことも苦しいことも一生懸命体験しよう
Vol.058
早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
澤木泰代先生
言語を学べば、 知らなかったことを知ることができる 一歩一歩、「知るよろこび」「進むよろこび」を味わおう
Vol.057
中部大学 副学長 国際センター長
辻本雅史先生
くり返しによる「学びの身体化」で その学びは本物になる 学び続けて生涯自分を成長させよう
KUMON now! フェイスブックページ
KUMON now!に「いいね」して、子育てに役立つ情報を受け取ろう!