9月13日、浮ケ谷孝夫さんの生まれ故郷、埼玉県川口市で東京フィルハーモニー交響楽団の演奏会が開催されました。演奏する曲目はフンパーディンクの歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」と、ブラームスの交響曲第1番。招待された子どもたちは、18~19世紀のヨーロッパ音楽を楽しみました。
このコンサートを鑑賞した吉岡さん(小5)は、小学校の吹奏楽部に所属しています。 浮ヶ谷さんのコンサートを聴いて、「オーケストラはバイオリンが多く、吹奏楽と違って金管楽器が少なくて驚きました」 「指揮者は大きな音を出すときは体全体を使い、大きな動作で、小さな音を出すときには小さな動作で体も小さくして指揮をしていました。とてもよい勉強になりました」と感想を寄せてくれました。
他の子どもたちの保護者も、「オーケストラを生で聴ける機会はなかなかないので、今回の機会は子どもたちにとって、とても貴重な経験になったと思います」と語っていました。
浮ヶ谷さんは、「子どもたちに本物の音楽を」という想いをもっておられ、KUMON now!のインタビューが縁で子どもたちに生の演奏を届けられたことに対して、次のようにコメントを寄せてくださいました。
「私自身、小学生のときにテレビでオーケストラを見て、とても興味を持ちました。野球やサッカーが好きになる子がいるのと同じで、音楽に惹かれる子どもがいるのは当然と考えます。質の高い音楽を聴く機会があれば、その子の人生すら変えてしまうかもしれません。音楽家を目指すかどうかは関係ありません。心に響く音楽に巡り会えるお手伝いができれば、私は嬉しいですね。クラシックなら何でも良いわけではありません。できるだけ心がしびれるような生の本物を聴いてほしいですね」