大人も通うKUMON
![]() リオデジャネイロ市内の公文式教室 |
ブラジルの公文式教室では、他国と比較しても、大人の学習者が多くいます。ブラジル公文全体の英語学習者の約半分、数学学習者の約15%を社会人が占めています。
大人がKUMONに通う背景には急速な経済発展のなか、所得格差が大きくなっているというブラジルの社会状況が関係しています。例えば、中学を卒業して就職しても、働きながら勉強して大学に行き、より高い給料の企業に就職する。つまりキャリアアップして転職するためにKUMONを学ぶということも多いようです。
自ら学んでいくことで社会的ステータスを変えていく、自身の未来の可能性を切り開いていく、そんな強い意志を持った大人の学習者が公文式教室にも多く通ってきています。
国の未来を担う子どもたちへ
![]() サンパウロ州パカエンブの公文式教室 |
ブラジルの教育制度は現在大きく変わろうとしています。例えば、これまでの二部制(午前・午後)や三部制(午前・午後・夜間)の授業から、全日制にかわる公立学校も少しずつ増えてきています。子どもたちにしっかりとした基礎学力をつけるための改革に取り組んでいるのです。こうしたことや近年の目まぐるしい経済発展のなかで、子どもの将来を思い、教育に関心を高める親が増えてきています。
公文式教室に娘を通わせている、ある母親は「将来自分のやりたいことができるように、学力をつけてほしい」と語り、世帯収入の約12%にあたる会費を捻出しています。2人の兄弟を公文式教室に通わせている父親は「子どもの将来にかける投資。満足のいく仕事に就いてほしいし、可能性を広げてほしいと思っている。KUMONを学習することで最後まできちんとやりぬく習慣、自分から学び取る姿勢を身につけてほしい」と語っています。
また、学校の先生が、学習の不調な生徒に公文式を勧めてくれることもあるそうです。国の未来を担う子どもたちへの教育を、ブラジル社会全体が本気で考え始めているのではないでしょうか。
ブラジル発展のためのKUMON
ブラジルへの展開は、KUMONの海外展開の歴史のなかでも3番目という早い時期に行われています。創始者の公文公(くもん とおる)はブラジルに公文式を導入する際に「ブラジルには多くの日本人移民を受け入れてもらった、その恩返しをしたい。そのために一人でも多くの現地の子どもたちにこの学習法を提供したい」と語りました。
36年経った現在、ブラジル公文社長の喜多川直也(きたがわ なおや)は「夢は、公文式を通じて、ブラジルの将来を担う人材を育成し、国の発展に大きく貢献していくこと」と語っています。
関連リンク ブラジル公文 世界への広がり|What’s KUMON?