学生ならではの視点で考えるプロジェクト
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このプロジェクトに挑んだ学生は、経営学部の3年生18名。子どものころに公文式を学習したメンバーもいますが、その多くが未経験者です。まずは「KUMONについて知る」ところからスタートし、4つのグループにわかれて、それぞれのテーマで7か月間にわたり、社員や保護者へのインタビューなどの実地調査や議論を重ねてきました。彼らが考えた提案は、「公文式日本語プログラムの活用について」、「保護者コミュニケーションへの動画の活用について」など、さまざまでした。7か月間の集大成として、11月27日にKUMON東京本社にて、最終報告会が行われました。
経営課題実践研究プロジェクトで学生たちが学んだこと
![]() KUMON 本社での最終報告会の様子 |
学生たちにとって、企業との活動は貴重な機会です。ときには、提案内容がうまくまとまらなかったり、企画提案をする難しさに直面することも……。しかし、これらの経験は学生たちの大きな成長のきっかけとなったようです。
「発表準備の段階で、竹田先生から厳しい指導を受けたことがあったのですが、そこで企業と取り組むことの厳しさに気づくことができました。これ以降は、本気になって活動ができ、メンバー間での絆も強まったように思います」
「実際にフィールドワークを行うのは大変でしたが、とても大切な活動だと気づくことができました」
「今回のゼミ活動では、グループワークの大変さや楽しさ、チームワークの大切さを知ることができて、貴重な経験となりました」
ゼミ活動を通じて見えたKUMONの姿
学生たちがKUMONという企業に触れるのは、ほぼ初めての経験でした。社員の話や経験者や親へのインタビューを通して見えてきたのは、KUMONが大切にしている価値観だったようです。
「もともとKUMONに通っている子は計算が速いというイメージしかなかったのですが、計算力の養成は子どもの可能性を伸ばす一つの手段であるということがわかりました」
「KUMONの先生がこれほど研修や自己研鑽をしていることは知りませんでしたし、教材や指導の工夫もまるで知りませんでした。これらはもっと世の中に伝わるとよいと思いました」
「中間発表、最終報告とすすむ中で、KUMONの教育に対する真剣さ、本気を強く感じました。その大切にしている理念を大事にしながら提案することの難しさを痛感しました」
「私は公文式の学習経験者ではなかったので、ゼミの前まではKUMONについてあまり知りませんでした。しかし、この7か月を通じて“KUMONは子どものことをここまで考えているのか”ということに驚きました。」
KUMONのことを真剣に学び、考え、そして悩みぬいた7か月間。学生たちの学びや気づきに、私たちKUMONも多くのことを学ばせていただきました。