2019年度の取り組み・環境データ

KUMONグループは、環境方針に基づき、事業活動に伴う環境負荷の把握と低減活動を推進するとともに、森林保全促進に向けた取り組みを行っています。

2019年度も引き続き環境に関する基本行動として、KUMONグループ全体で電気使用量および紙使用量の削減、古紙リサイクル量の拡大に努めました。

また、日本国内ではすべての社員が多様な働き方、価値創出・生産性向上を実現していく取り組みとして「働き方創造」を推進しています。この取り組みの一環として、書類の電子化および業務の効率化を図り、紙使用量が大幅に減りました。

2019年度のKUMONグループ全体の環境データは、2018年度比で、電気使用量：95.9％、紙使用量：80.0％、古紙リサイクル量：90.9％となりました。

電気使用量

KUMONグループは、温室効果ガスの排出を削減し地球温暖化を抑制するため、電気使用量の削減を推進しています。

空調の設定温度調整や使用していないエリアの照明の消灯、パソコンの省エネ設定など日常実施できる地道な活動に取り組んでいます。

2019年度の電気使用量は、各グループ会社が照明のLED化や空調設備の更新を積極的に進めたこと、また日本国内でオフィス再編を行った結果、2018年度と比較し、中国公文が4.8％削減、アジア・オセアニア公文が4.7％削減、日本国内が6.0％削減となりました。

KUMONグループ全体では、電気使用量を4.1％削減することができました。

引き続き省エネ活動を推進していきます。

	2015年度	2016年度	2017年度	2018年度	2019年度
電気使用量(MWh)	13,905	14,110	13,200	12,413	11,901
前年度比(％)	106.1	101.5	93.5	94.0	95.9

KUMONグループの温室効果ガスの排出は、電気の使用が主な要因となっています。そのため、電気使用量の削減を推進することによりCO₂排出量の削減に取り組んでいます。

2019年度のCO₂排出量は2018年度と比較し、KUMONグループ全体で3.5％削減、原単位（CO₂排出量/売上高）では2.2％削減することができました。

＊CO₂排出係数ついては、IEA（International Energy Agency）の「CO₂ Emissions from Fuel Combustion」より、各国における最新の排出係数を用いて算定しています。
なお、集計時より遅れて開示されるため、遡って該当年度の係数に修正しています。

	2015年度	2016年度	2017年度	2018年度	2019年度
CO₂排出量 (t-CO₂)	7,052	7,166	6,484	6,154	5,940
前年度比(％)	102.8	101.6	90.5	94.9	96.5

教材などで紙を多く使用するKUMONグループでは、森林資源保全のため、紙使用量の削減を推進しています。

文書の電子化やペーパーレス会議の推進、両面印刷、紙面構成のコンパクト化などに取り組んでいます。また、日本国内では紙による申請・承認から電子申請・承認に一部変更すると共にFAXの電子化も実施し、ペーパーレス化を進めました。

2019年度の紙使用量は2018年度と比較し、中国公文が25.1％削減、日本国内が23.2％削減となりました。

KUMONグループ全体では紙使用量を19.8％削減、原単位（紙使用量/売上高）では18.7％削減することができました。

	2015年度	2016年度	2017年度	2018年度	2019年度
紙使用量 (百万枚)	70.9	69.2	63.9	51.9	41.6
前年度比(％)	99.5	97.7	92.3	81.2	80.2

各グループ会社において、紙のリサイクルボックスを設置し、使用済みのコピー用紙を可能な限り回収し、リサイクルする取り組みを推進しています。日本国内では本社において定期的に不要物を回収し、リサイクルしています。

2019年度は、KUMONグループ全体での古紙リサイクル量は2018年度と比較し、9.1％の減少となりました。

また、 KUMONグループでは、環境に配慮したFSC認証紙の導入を拡大しています。コピー用紙、名刺、社用封筒にFSC認証紙を使用しました。

	2015年度	2016年度	2017年度	2018年度	2019年度
古紙リサイクル量(t)	720.4	968.9	1,223.3	1,030.6	937.1
前年度比(％)	93.6	134.5	126.3	84.2	90.9