TALKABOUT KUMON

これからの世界における
KUMONの存在意義とは?

KUMONの学びを世界のあらゆる国と地域に。
理念に共感していただける仲間とともに。

「個々の人間に与えられている可能性を発見し、その能力を最大限に伸ばすことにより、健全にして有能な人材の育成をはかり、地球社会に貢献する」。変わることのないこの理念を掲げ、KUMONは変わり続ける。社会が大きく変化し続ける中で、ますますKUMONへの期待は高まり、新たなチャレンジが求められている。そんなKUMONの未来の指針となるのが中期経営方針だ。KUMONがこれからも、人の成長や地域社会の発展に貢献し続けるために必要な事業モデルとは。全社戦略をリードするキーマンが語る。

SPEAKER PROFILE

全社戦略推進本部 本部長

河村 功介

2000年入社/経済学部卒

KUMONの全社戦略を策定・推進する部門の責任者。策定にあたっては、世界の全KUMON社員3,626人(2025年3月)の想いを集めるプロセスを重視。アンケートなどを活用し、社員一人ひとりの意見を丁寧に集約することで、すべての社員が我が事として経営方針を捉えられるように努めている。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

TALK THEME 01

デジタル技術の進化を、
KUMONはどう生かすのか。

昨今のデジタル技術の進化は、「学習の個別最適化」の実現を容易にするなど、教育サービスに革新をもたらしています。KUMONもデジタル技術を活用することで、より学習者の状況に合わせた最適な学びや、時間や距離に制限されることのない学びの機会の提供を進めており、タブレットで学習できるKUMON CONNECTの展開などは、その一例です。

しかしここで大切なのは、デジタル技術はあくまで手段でしかないということです。テクノロジーだけでは、人の心は動きません。むしろ、デジタル化が進めば進むほど「人の存在」がより重要になると考えます。公文式学習においては、学習者一人ひとりに寄り添い、支え、認め、励ます「くもんの先生」という人の存在が必要不可欠であり、またこれが大きな強みでもあります。

そしてKUMONの事業は学齢相当の子どもだけでなく、乳幼児から高齢者にいたるまで、あらゆる年代の方々を対象としています。すべての人々に自らの可能性を広げる機会を提供し、豊かな人生を支援していくことが、KUMONのミッションです。そのためには、顧客起点でどんなサービスを提供できるのかをもっと追求していかければならないと考えています。

私たちは、デジタル技術の進化と「人の存在」という強みを生かした、KUMONならではの新たな学びのモデルづくりに、これからも挑戦していきます。

TALK THEME 02

KUMONが考える、
社会課題解決の形。

私たちはグローバルに事業を展開していますが、KUMONの学びを届けられていない地域はまだまだ多く残されています。またKUMONで学べる環境が整っている地域においても、経済的な理由でサービスを享受できない人々もいます。そうした状況を変えていくためには、KUMON単独の活動では解決が困難なことも多く、各国政府や行政機関、国連組織のような国際機関、あるいは現地で活動をする営利・非営利団体との協働が必要不可欠です。

また国内に目を向けても、たとえば少年院退院後の社会復帰教育プログラムにおける公文式学習の活用や、高齢者の認知症改善・予防のための学習サービスである学習療法や脳の健康教室の事業展開など、KUMONのノウハウやサービスを活かした社会貢献のモデルは様々です。そして国内でこのような活動を行うにおいても、やはり、国や地方自治体などの行政機関や独立行政法人、そして志を同じくする企業や団体、個人との協力体制の構築は欠かせません。

KUMONが社会からの期待により大きく応え続けられる存在であり続けるために、こうしたアクションをもっと起こしていかなければと考えています。

個々の可能性を最大限に伸ばしながら、
公文式の学びを一人でも多くの方に届けていくこと。
志あるパートナーとともに持続的な仕組みを築き、
地球社会に貢献し続けていくことが、
KUMONの目指す未来だと思うのです。

TALK THEME 03

公文の理念の追求を、
持続可能なものにするために。

私たちはこれからも理念を大切にし、世界のあらゆる国と地域に公文式学習を届けたいと考えています。しかし、理念を追求しつつ、事業として持続させていくことはとても難しく、これからのKUMONの重要な課題だと認識しています。

そこでKUMONはすでに、新たな取り組みを始めています。バングラデシュを中心に活動する世界最大規模のNGO団体BRACとの協働は、まさにその好例です。KUMONとBRACは公文式学習提供に関するライセンス契約を結び、その教室運営で得られた利益を現地の貧困層の子どもたちへの教育支援に充てるモデルを構築しました。これによって、貧困地域における持続可能な学びの仕組みを定着させようとしています。BRACとKUMONが掲げる理念には共通点が多くあり、理想的な協業関係によって、現地での事業を推進しています。

KUMONがこれからも成長し続けるためには、私たちの理念に共感してくださる人々とともに、いかに活動を広げていけるかが鍵を握ると考えています。私たちはこれからも、理念に共感してくださる更に多くのパートナーの方々と手を携え、理念の追求に向けた持続的なビジネスモデルを次々と創り上げていきたい。

非常に難しいテーマですが、だからこそ、世界のKUMON社員全員がこれを我が事として捉え、目指す未来を実現するために何をすべきなのか、チャレンジを重ねていきたい。そう思っています。

OTHER CONTENTS

ENTRY

下記よりエントリー区分を選択してください。