公文の理念 われわれは個々の人間に与えられている可能性を発見し
その能力を最大限に伸ばすことにより
健全にして有能な人材の育成をはかり
地球社会に貢献する

KUMONは1958年の創立以来、現在に至るまで65年にわたり、多くの子どもたちの学習を見守るとともにその成長を応援してまいりました。
私たちは、公文式学習法（KUMONメソッド）を通じ、一人ひとりの子どもたちが、学力を伸ばすと同時に自習する態度と方法を身につけていくことで、自分自身の可能性を開花させ、将来にわたり社会で活躍できる、自立した人材の育成をめざしています。

おかげさまで公文式教室、日本国内のみならず今や世界60を越える国と地域に広がるまでになりました。当然ながら教育や子育てに関する考え方や価値観は、国や地域においてそれぞれ大きく異なりますし、各家庭においても多種多様な教育観が存在しています。
その中でKUMONがこれだけ多くの国と地域で受け入れられている要因として、大きく2つあります。
1つは、「今」だけではない、「将来」にむけての必要な力を育む学習法に共感いただいていること、そして2つめは、各国・各地域でKUMONの考え方に賛同した多くの公文式指導者と歩みを共にできているからに他なりません。
昨今、コロナ禍を経ての生活スタイルの多様化、ICTの急速な拡大、そしてAIの台頭など、教育および教育サービスの分野においても、その価値観は揺らぎ、世界的に大きな変革の波が押しよせようとしています。
そうした激動の世の中においても、私たちは不易である価値観「どのような環境においても子どもたちの可能性を発見し伸ばしていく」ための挑戦を続けていきます。

そして、公文式教室に通っている子どもたちが、自身の日々の成長を実感しながら学習を続けてくれている背景には、ひとえに、お子様を温かく時には励ましながら見守ってくださる保護者の皆様の、多大な支えがあると強く実感しております。
この場を借りまして、皆様の教育への献身と情熱に敬意を表すとともに、感謝を申し上げます。
これからもお子様と保護者の皆様の信頼に応えられるよう努力を重ねていく所存です。

“教育は百年の計”と言われるように、その成果は単に試験や学業のスコアだけで測れるものではないと考えています。
自らの力と可能性を信じ、困難においても立ち向かい、めざす夢や目標に向かって進んでいく…そんな次代を担う人材を育て、社会に貢献することを使命として取り組んでまいります。