STORY02

KUMONの強みを
グローバルに広めることで、
次代を創る「人」を育てたい。

FURUSAWA AYANE

水戸事務局
コンサルティング職
2011年入社

リクルート職、コンサルティング職、
海外勤務などを経て、2018年10月より現職。

※部署名は2020年12月当時のものです。
現在、「事務局」は「ブランチ」に名称変更しています。

CHAPTER自分自身、教育の重要性を感じていた。
KUMONは、
その価値をグローバルに提供している。
これがKUMONに入社した理由だった。

高校生のときに新体操のコーチとして子どもたちを指導した経験が、教育に興味を持ったきっかけ。印象に残っているのは、ひとりの女の子。その子はまだ「できないこと」がたくさんあった。私は、はじめのうちは、その子の「できないこと」について、技術的にあれこれ教えてみたものの、変化はなかった。そこで切り口を変え、その子の「できること」を探し、私も一緒に楽しむようにした。すると、彼女の表情は生き生きとしたものへと変わり、「できること」が増え、伸び伸びとした演技をするようになった。上手になることも大事だが、認め、励まし、楽しんでもらうことのほうがもっと大事、そうすることで伸びしろも大きくなる——。教えているはずの私が逆に教えられ、「教育」の素晴らしさ、奥深さに触れた瞬間だった。大学に進学するとき、私は迷うことなく教育学科を選んでいた。

私が通っていた中高一貫校は海外研修に力を入れていて、中学3年生のときにオーストラリアに2週間、高校1年生のときにカナダに1か月、ホームステイをした。五感に触れるものすべてが新鮮で、自分の世界が広がっていくのを実感した。大学でも1年間、アメリカに留学し、これを機に世界とのつながりを持てる仕事に就きたいと考えるようになった。就職活動で当初考えていたのも商社やメーカー、観光業界など。そんな中で、せっかくなら他の業界も見ておこうと考えて出会ったのがKUMONだ。会社説明会で耳にした「学力だけでなく、生きる力を育む」という言葉に、素直に共感できた自分がいた。なぜなら、私自身がKUMONの学習者。学年を越えて学習することで学校の勉強に余裕が生まれ、自信も持てるようになり、新体操やホームステイにもチャレンジしたいという気持ちにつながった実体験を持っている。私は考えた。大学の専攻を通じて教育の重要性は理解している。KUMONはその価値をグローバルに提供しようとしている。社員の人たちもやりがいを持って働いている——。これがKUMONに入社した理由だった。

CHAPTER異国での仕事を通じて、
相互の違いは埋めるべきギャップではなく、
互いの強み、そして弱みだと知った。

入社後の私にとって大きなターニングポイントとなったのがグローバル人材交流プログラム(Global Personnel Exchange Program 通称 GPEP)での経験。これは出張ベースのミッションで、担当国に1か月滞在して現地社員とともに働き、次の2週間は日本で他のGPEPメンバーと情報共有しながら自分たちの仕事をブラッシュアップ。そして再び、担当国に渡るというサイクルを、半年間ずつ2か国、計1年にわたって繰り返すというものだ。私はニューヨークのマンハッタンとロンドンでその任に当たった。目的は実に明快、もっと子どもたちを伸ばすこと、そして教室を発展させること。私たち日本人メンバーは、教室の成長イメージ、先生の成長イメージ、現地社員の成長イメージ、そして自身の成長イメージを具体的に描き出し、現地社員とともに実行へと移していった。しかし、文化的背景や教育環境が異なる異国の地での仕事は勝手が違い、なかなか思い描く通りには進まなかった。

なぜうまくいかないのか? 議論の進め方やその人への声かけ、関わり方がまずかったのではないか? 自問自答する日々が続いたが、あるとき気がついた。日本との違いにばかり目が向いて、そのギャップをいかに埋めるかを考えていたけれど、そもそも相手のことをどれだけ知っているのだろう? そこでランチタイムやブレイクタイムなどの時間を見つけては現地社員たちと他愛のない話をしてみると、その人の趣味嗜好や特技、何に関心を持っているかなど、ミーティングでは知る由もなかった相手の素顔が見えてきた。もちろん、自分のことも相手に素直に話してみた。こうして相互の理解を深めてみれば、自分と他者の違いは埋めるべきギャップではなく、それぞれの強みであり、また弱みでもあるとわかったのだ。強みは伸ばして、仕事で生かしていくべきだし、弱みは補い、仲間と助け合っていけばよい。それからは、ひとりよりもふたりで、ふたりよりもチームで仕事をすることが楽しくなった。そして志を同じくしていれば、メンバーは多様であればあるほど仕事は面白く、そして刺激的だと思えるようになった。

CHAPTERそれまでの仕事は感覚に頼っていた。
帰国後は自分の仕事にシビアになり、
根拠に基づき考えるようになった。

GPEPでの経験を経て、以前の自分はずいぶん感覚に頼って仕事をしていたものだと実感した。同じ国民、同じ言語という環境に助けられて相手のことを何となく理解できていたし、たまたま感覚的な現状把握や課題解決でも通用していただけのこと。環境の異なる異国で仕事をしてみて、「何となく」では通用しないと痛感した。しかし、これは何も異国での話に限ったことではない。同じ日本、同じ日本人でも、正確には地域性も個性も異なるのだ。帰国後の私は、自分の仕事によりシビアになった。GPEPで身をもって学んだように「相手のことをよく知ること」を徹底し、現状把握力や課題解決力を高めようと貪欲に取り組んだ。地域や事務局全体の強みや課題、個々の教室の強みや課題などを、しっかりとした根拠に基づき考えるようになるにつれて、より目指したい状態につながる仕事ができるようになっていった。同時に、多様な背景をもつチームメンバーたちが同じ目標を胸に「もっと良いものを」という思いで成果を上げていくのを目にするなかで、チームの成長こそが私たちの仕事においては鍵であると感じるようになったのだ。

私が異国の地で気づいたのは、「その子の可能性を見いだし、もっと伸ばしてあげたい」と願う指導者と社員の思いは国が変わっても同じだということ。また、その先にいる子どもたちが、先生の指導によって変化する姿を目の当たりにすることもできた。その子の強みを最大限に伸ばそうとする指導者の姿、指導者の期待に応えるように成長していく子どもの姿には、本当に感動させられる。「自学自習」を通じて、未知の問題に自分の力で立ち向かった経験は、激動の今の世の中、そして不確実なこれからの時代を生きていく子どもたちにとって、必ずや「生きる力」となるはずだ。私にとって海外で過ごした時間は、全世界の一人ひとりの子どもたちの成長こそが、KUMONの理念にある「世界平和」につながるということを強く実感できた瞬間でもある。私はこれからもKUMONの強みをグローバルに広め、次代を創る「人」を育てていきたい。

KUMONでの「自学自習」は、
不確実なこれからの時代を
生きていく子どもたちにとって、
必ずや「生きる力」となるはずだ。

MY CAREER

1年目

新卒入社
実際に教室を立ち上げ、指導者の募集を行うという、1年間におよぶ実地研修を受ける。

2年目

阪和エリア
大阪、和歌山エリアのリクルート職として大阪北事務局に常駐。OJTを受けながら、新任指導者の採用や教室開設に従事。3年目からは堺事務局に常駐となり、独り立ち。同様の業務にあたる。

4年目

堺事務局
同じ堺事務局のコンサルティング職となり、約50教室を担当。加えて、英語戦略担当として事務局全体の指導者向け講座やゼミの企画実施などに携わる。

7年目

GKUグローバル人材交流チーム
マンハッタン事務局、ロンドン事務局において、現地の局員を通じた、指導で教室発展を実現するためのコンサルティング活動を展開する。

8年目

水戸事務局
コンサルティング職として約40教室を担当。さらに指導チームリーダー、英語戦略チームリーダーとして、ビジョン策定、計画立案、実行推進など、チーム全体を統括。

私が大切にしていること自分自身の選択に自信と責任を持つ

人生は「選択」の繰り返し。選ぶ道を迷って立ち止まってしまったり、選んだ道を振り返って不安に思ったりすることもよくあります。私たちの仕事も同様で、「これをやったら必ず教室が発展する」「こう指導したら必ず子どもが伸びる」というような、決まった正解がないだけに、その「選択」にはいつも迷いますし、少なからず不安がつきまといます。でも、だからといって歩みを止めてしまったら、その先の未来も、それに伴う成長もありません。そこで私が壁にぶつかるたびに自らに言い聞かせているのが、「自分自身の選択に自信と責任を持つ」ということ。最後は自分自身の選択を信じ、選択した先をつねに見据え、最後まで責任をもってやり切ることを何より大切にしています。そして、それを実現させていくためには、「学び続けること、チャレンジし続けること、そしてそのチャレンジを楽しむこと」が必要だと、これまでの人生を振り返って実感しています。自分自身の選択に自信と責任を持った先にこそ、新たな出会いや成長があり、より豊かな人生へとつながっていくのだと信じ、これからもつねに「前向き」に歩んでいきたいと思っています。

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