コンサルティング業務担当として2つの部署を経験しました。初期配属は、愛知事務局1チーム。教育熱心な家庭の多い都市部が担当エリアでした。 4年目に部署異動となり、兵庫事務局3チームへ。都市部と地方を担当したことで、地域ごとの教育に対する風土の違いを知ることができました。お二人はこれまで、どのようなキャリアを歩まれてきたのですか?
CROSS TALK01
キャリア座談会
3チーム
東京WEST事務局2チームリーダー
KUMON準備チーム
現在、「事務局」は「ブランチ」に名称変更しています。
CHAPTERなりたい自分を思い描いて、
スキルを身に付けステップアップ
これまでのキャリアの歩みを教えてください。
私は、京都事務局が最初の配属でした。当時、1年目には実際に教室を立ち上げ、指導者として教室を運営する研修があり、そこで教室運営や生徒指導全般について学んだ経験は、キャリアの原体験となりましたね。そして、コンサルティング業務担当として約60教室を担当し、教室発展に向け先生方とともに活動。課題を見極めて戦略を立てる問題解決力を養いました。もう一段ギアを入れてキャリアアップしたいと考えていたところ、KUMONの新サービスである「オンライン指導&教室学習」の立ち上げに携わるチームの公募があったんです。会社のサービスだけでなく、マーケットに関する視野も身に付けられそうだと思い、公募制度を利用して教室未来創造チーム(現・国内デジタルKUMON準備チーム)に部署異動しました。
私は、入社から13年間で国内外各地の勤務を経験してきました。神戸事務局でコンサルティング、和歌山事務局でリクルート・育成を担当。地域ごとに異なる職種を経験し、現場への理解を深めました。入社8年目にグローバル人材交流プログラムに参加し、中国やブラジルでの教室コンサルティングに携わりました。帰国後は日本の都市部で経験を積みたいと考え、上司にキャリアビジョンを伝えたところ、新宿事務局のコンサルティング業務担当に。現在は東京WEST事務局の局長として、マネジメント経験を積んでいます。渋谷さんと吉野さんはこれまでのキャリアでどんなスキルが身に付いたと感じていますか?
愛知時代の上長が、メンバーの強みをすべて言語化して発信してくださる人だったんです。それを聞くたびに「期待してもらえているから頑張らなきゃ!」とすごくモチベーションが上がったんですよ。この経験から、コンサルティング業務担当として教室の先生方とお話する時も、相手の強みを見つけて伸ばすことを心がけるようになりました。また、2年目からチーム内のひとつのグループリーダーに任命され、3年目には新人教育まで担当させてもらいました。一人ひとりの強みを伸ばすチームづくりの大切さを学び、このスキルは現在の後輩指導やコンサルティングにも活かされています。
コンサルティング業務担当時代は、人と協働するスキルを養えましたね。一方的に改善策を提案するのではなく、先生一人ひとりのビジョンをしっかりと認識し、先生から次の一歩を引き出すようなコミュニケーションを意識することで、良い結果につながっていきました。また、公募制度を使い部署異動したのも貴重な経験でした。新サービスの設計に携わる機会はなかなかないだろうと、意を決して手を挙げたところ採用してもらうことができました。藤野さんも自ら応募されて海外に行かれたんですね。
そうなんです。そもそも、KUMONは色々な地域で働けるのが魅力だと思い、入社していて。国内の都市部と地方を経験できたことから、3部署目は海外に行きたいと考えて挑戦しました。日本とは文化や価値観が異なる場所でKUMONの教室を発展させていく試みは刺激的でしたね。帰国して再びコンサルティング業務を担当してからの現在のリーダー職ですので、国内外の「幅」と「現場業務のスキル」を持っているのは大きな強みになっていると感じます。キャリア形成では「ワクワクできるか」「成長できるか」「家族の理解が得られるか」の3点を重視し、自ら積極的に希望を発信してチャレンジしています。自分のチャレンジが社会貢献にも繋がっていくのは、KUMONの大きな魅力です。
公募制度は、自分らしいキャリアを築く機会になりますね!様々な部署の人が集まり、目指したいキャリアを語り合う「キャリアダイアログ」など、KUMONには多彩なキャリア支援制度が用意されています。これらを活用して、将来のビジョンを描いていきたいと思っています。
CHAPTER人事異動は、
まだ見ぬ自分を発見するチャンス
幅広いキャリアを積み、どのような成長
を実感していますか?
やはり、私が成長できたのは海外経験が大きいですね。国内だと、別の地域に転勤になったとしても誰かと何かしらのつながりがありますが、海外だと完全なるマイノリティになります。その中では、何をするためにここに来て、どんな持ち味があるのかを皆に理解してもらうことから始めなければなりません。初めての環境で自分は何者なのかを積極的に発信し、自分らしさを発揮する経験はとても貴重で、リーダー職においても活かすことができています。渋谷さんは、若手として今まさに成長中ですね。
ありがとうございます!入社当初は与えられた器に合う人材になれるよう、必死で仕事をしていましたが、今では自分でその器をつくり出すことを求められるようになったと感じています。KUMONは裁量が大きく、自分で決めて何でも挑戦できる環境です。自分で「こう成長したい」というビジョンを持っていれば、何にでもなれると感じています。KUMONの現場に関する知識やスキルを一通り身に付けられた今だからこそ、次の成長を考えることが大切だと考えています。吉野さんは公募で本社に異動されましたが、やっぱり現場とは違いますか?
そうですね。より視野が広がったと感じます。現場だとKUMONのサービスや商品を広めることに注力しますが、本社では、マーケティングを通して他社と比較した自社のポジションを認識する機会が増えました。ただこれも、現場で先生と対峙して経験を積んだからこそ、KUMONの強みを肌で理解して、他社と比較できているんだと思います。公募制度以外にも、人事異動で他部署に行くこともありますが、お2人は想定外の人事でこれまで気付いていなかった自分の志向性と出会えた経験はありましたか?
2部署目の和歌山事務局でリクルート・育成業務担当になった時、正直な話、あまり前向きではなかったんですよ(笑)。コンサルティング業務担当こそ花形だと思っていたので。でも、メンターの先輩から「ミッションは自分で見つけるものだ」とアドバイスをもらい、前向きに仕事に取り組むようになりました。そうすると、リクルートはすごく楽しい仕事だと分かって、将来またリクルートに関わりたいと考えるまでになりました。実際やってみないと分からない仕事の魅力は、たくさんありますよね。渋谷さんはどうですか?
まだ経験が浅いので、想定外な人事というほどではないのですが……。愛知時代にチーム内のリーダーを任せてもらった時は、本当に自分にできるのかな?と不安しかありませんでした。学生時代も人を率いたり、チームをまとめたりする経験がなかったもので。ドキドキの毎日でしたが、結果的にはメンバーの皆さんに支えられながらチームをまとめることができました。一人が強力なリーダーシップを発揮するのではない、自分らしい等身大のリーダーとしての在り方を見つけられた気がします。
確かに自分自身の強みや、仕事の興味は、わかっているようでわかっていないこともありますよね。私自身、上司に「なんか最近、楽しそうだね」と言われ、自分の仕事の幅が広がった経験があります。また新入社員の頃は、社内でどんな部署があって、それぞれがどんな業務をどんな目的で行っているかわからないことも多く、自分で思い描く理想のキャリア像というのは、想像力の及ぶ範囲が限られてしまうかもしれないですからね。偶発的なキャリアを経験すると、自分だけでは気付けない興味関心を発見できるものです。幅広い経験を積んで、自分らしいキャリアを見つけていくという姿勢が大切なのかもしれないですね。
CHAPTER自ら行動し、挑戦を続けて、
自分らしいキャリアを歩んでいく
これまでの経験を踏まえ、今後はどのような
キャリアを積んでいきたいですか?
人事や採用育成分野に携わるのが目標です。上長に強みを見つけてやる気を引き出してもらった経験が私の中ですごく大きいので、それを私自身が実践して、たくさんの人の活躍に貢献していきたいです。ただ、誰もが希望する部署に異動できるわけではないですし、その部署で自分が強みを発揮できなければ、行く意味もありません。そこで先日、人事部がどのような強みを持つ人材を求めているのか、メールで相談してみたところ、部署の方が詳しく教えてくださりました。その内容をキャリアの目標設定に反映し、求められるスキルを磨いていくつもりです。
具体的なアクションにつなげていてすごいですね!私は、今の教室の形やサービスにとらわれない、新しい価値創造に挑戦していきたいです。少子高齢化問題をはじめ、日本は様々な課題に直面していますよね。課題や世の中の流れを捉え、KUMONのサービスを柔軟に変化させても良いのではないでしょうか。KUMONは個人の裁量がある会社なので、今の部署にかかわらず、どの部署の配属になっても挑戦できると考えています。今後どんなキャリアになったとしても、自分のやりたいことを実現していきたいです。
直近はリーダーとして海外赴任するのが目標で、そのために国内3部署でリーダー経験を積んできました。KUMONがあまり認知されていない地域にもっと広め、生徒数を増やしていきたいという思いがあるんです。また、海外で子育てしたいという希望もあり、近い将来に実現したいです。また、長期的には人事部門にチャレンジしたいです。国内外で幅広い経験を積めば、一人ひとりのキャリアパスを柔軟にサポートできるだろうと考えています。私自身がキャリアパスを切り拓いて、後輩たちに「こんなキャリアも歩めるんだ」と感じ取ってもらえるような存在になれると嬉しいですね。
藤野さんのキャリアや考えは、みんなの憧れだと思います。私は常々、自分の内なる声に耳を傾け、なぜそう思うのかを考えるようにしています。またできるだけ楽しく仕事ができるようなマインドを持ち続けたいと思います。人生含めて「吉野さん楽しんでるな、面白そうだな」と思ってもらえたら!
今回、希望や夢を叶えられている藤野さんと吉野さんのお話を伺えて、今後のキャリアへの期待が高まりました。キャリアビジョンを考えて行動すれば自分らしいキャリア形成が実現できる会社だと、改めて認識できて良かったです!
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