
書写教室には、もともと娘が先に通っていました。上達の様子を見て興味を持ち「いつかは自分も…」と思っていたのですが、半年前ようやく入会することができました。
これまでは、特に意識することなく文字を書いていましたが、あらためて教材を学習してみると書くことにもコツがあるのですね。毎回「なるほど!」と思うポイントがたくさん出てきます。そしてきちんと定着するよう、ポイントとなる文字はくり返し学習できるように教材は構成されています。復習の機会を作ってくれているのでありがたいです。
※書写歴は、取材時における年数です。
書写歴1年
Tさん(40代)
書写教室には、もともと娘が先に通っていました。上達の様子を見て興味を持ち「いつかは自分も…」と思っていたのですが、半年前ようやく入会することができました。
これまでは、特に意識することなく文字を書いていましたが、あらためて教材を学習してみると書くことにもコツがあるのですね。毎回「なるほど!」と思うポイントがたくさん出てきます。そしてきちんと定着するよう、ポイントとなる文字はくり返し学習できるように教材は構成されています。復習の機会を作ってくれているのでありがたいです。
ただ、いくらポイントを心がけて書いても、慌てて書いたり心配ごとがあったりすると筆先が乱れてしまいます。逆に、落ち着いて素直な気持ちで書くといつもより上手に書ける気がするのです。なんだか、内面がそのまま表れる心のバロメーターみたいですね。日によって変わる様子が面白いなと思います。
特に私の場合、普段DTPオペレーター(DTPソフトを用いて、雑誌・書籍などの印刷物をレイアウトする仕事)として活字を扱っているので、余計にそう感じるのかもしれません。無機質な活字は印刷物には適していますが、手書き文字には独特の温かみがあって、そこに強い生命力が宿っているように思います。
DTPオペレーターの仕事に就いてもう何年も経ちますが、今まで活字は「単なるカタチ」としかとらえていませんでした。大量の文章をデータに起こすのですから仕方のないことかもしれませんが、文字がこんなに面白いものだったと気づき、仕事の上でも文字に対して興味を持つようになりました。
先日、新たに文字の歴史に関する書物を担当することになりました。あまりのタイミングの良さに、自分でも驚いています。画数が多く難しい漢字や旧字もたくさん出てくるようですが、今はかえってそれが楽しみです。