
先生として、自信を持って
スタートすることができました。
PROFILE
坂⽥恵名先⽣ 埼⽟県
2024年教室開設
週1⽇指導
指導未経験からスタート
「ぜひ、そのルールを学んでみたい!」
公文書写の教室開設説明会に参加し、一番印象的だったのは「美しい文字を書くにはルール(原理原則)がある」ということです。それまで文字の上達とは、お手本を見ながら何度も練習し“感覚的に身につけるもの”と思っていたので、“論理的に学ぶ”ことがとても新鮮で、「ぜひ、そのルールを学んでみたい!」と、すぐさま指導者養成教室へ通うことにしました。
実際、教材に取り組んでみると、たしかに美しい文字を書くためのノウハウが「ルール」として言語化され、とても理解しやすいんです。学ぶことが楽しくて、毎日時間を忘れて教材に取り組むようになりました。
教室日のスケジュール

悔しさを知っている私だからこそ、
伝えられることがあります。

そんな私を、さらに指導者へと導いてくれたのが、養成指導の先生の「私たちは、書道家ではなく教材のプロになるのよ」という言葉です。公文書写の教材はしっかりとした理論に基づいて作られているため、先生自身が教材の意図をきちんと理解していれば、確実に学習者さんを上達へ導くことができます。自分がするべきことは、文字の芸術性を追求することではなく、信頼できる教材を使って学習者さんに成長を実感してもらうこと。「私も教材のプロになるんだ!」と目標が明確になりました。

その反面、時には思うように書けず悩んだ日もありました。ただ、それは見方を変えれば「文字に苦手意識を持つ学習者さんと同じ目線に立てている」ということ。うまく書けない悔しさを知っている私だからこそ、伝えられることがある。そう考えると、指導者としての強みを一つ手に入れた気持ちになりました。

先生である私が、
一番の学習者でありたいです。
指導者養成教室の間、公文グループの長年の研究が凝縮された高度な教材を実際に学習できたことは、私にとって大きな収穫でした。おかげで、信頼度を実感しながら、自分自身も書写力を磨き、自信を持って教室を開設することができました。
また、そのことは私に「自ら動けば動くほど、物事は変化する」という確信を与えてくれました。今でも書に関する本を読んだり、勉強会に参加したり、積極的に行動し多方面から教材への理解を深めています。やはり先生として教える以上、学習者さんの何倍も教材を熟知しておかないと、その良さを最大限に生かすことはできませんから。これからも、先生である私が一番の学習者でありたいです。
