小学校の授業は1コマ何分なのか、1日にどのくらいの時間を学校で過ごすのか、入学前はなかなかイメージしにくいものです。授業時間数や授業のコマ数は、学年が上がるにつれて少しずつ増えていき、帰宅する時間も遅くなることがあります。
本記事では、1コマの授業時間や1日の流れ、下校時間、学年別の授業時間数をわかりやすく解説します。あわせて、授業で学んだことをご家庭で着実に定着させるための学習についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Pick Up Point ! この記事の要約
小学校の授業時間の仕組みと家庭での学習習慣づくりの基本
小学校の授業は1コマ45分が基本で、学年が上がるにつれて授業時数が増え、下校時間も遅くなります。
40分授業などを取り入れる学校もあるため、実際のスケジュールは配布される年間予定表で確認しましょう。
授業内容の定着には、ご家庭で短時間でも毎日「読み、書き、計算」の復習を続ける習慣が大切です。
小学校の授業は1コマ何分なのか、1日にどのくらいの時間を学校で過ごすのか、入学前はなかなかイメージしにくいものです。授業時間数や授業のコマ数は、学年が上がるにつれて少しずつ増えていき、帰宅する時間も遅くなることがあります。
本記事では、1コマの授業時間や1日の流れ、下校時間、学年別の授業時間数をわかりやすく解説します。あわせて、授業で学んだことをご家庭で着実に定着させるための学習についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
小学校の授業は、1コマ(1単位時間)45分を基本として設定されています。授業時間や時間割は、国が示す「学習指導要領」や「学校教育法施行規則」をもとに、各学校が編成しています。
年間の授業時間数(標準授業時数)も、この45分を1コマとして数えるのが基本です。
ただし、1単位時間の区切り方については、各学校が学習内容に応じて柔軟に定めることができます。
例えば、理科の実験に60分かけてじっくり取り組んだり、計算や漢字の反復学習を10分程度の短い時間で集中して行ったりと、柔軟に対応している学校も少なくありません。
そのため、実際の時間割や休み時間の長さは、学校によって異なる場合があります。
小学校の1日は、登校後の「朝の会」から始まり、午前の授業、給食、昼休み、午後の授業、掃除、帰りの会を経て下校する流れが一般的です。
学校によって具体的な時間は異なりますが、おおよその流れを把握しておくと、お子さまの生活リズムをつかみやすくなります。
午後の授業が何時間目まであるかによって、帰宅時間も変わります。
小学校の1日は、おおむね決まった流れで進んでいきます。一般的な時間の目安は、以下のとおりです。
● 登校:8時〜8時20分頃
● 朝の会:8時25分〜8時35分頃
● 1時間目:8時45分頃開始(1コマ45分)
● 中休み:2時間目と3時間目の間に20分ほど
● 給食:12時15分〜13時頃
● 昼休み:13時〜13時20分頃
● 5時間目:13時30分前後〜
● 6時間目終了:15時10分頃
● 掃除・帰りの会を経て下校
授業は1コマ45分で構成されており、午前中に4コマ、午後に1〜2コマというスケジュールが基本となっています。給食の時間は12時15分頃から始まり、配膳・食事・片づけを含めて45分ほどかけて行われます。
昼休みは13時頃からの約20分間で、子どもたちが自由に過ごせる時間として設けられています。掃除と帰りの会を終えた後に下校するため、6時間授業がある日は15時10分以降になることが一般的です。
下校時間の目安は、以下のとおりです。
● 4時間授業の日:12時30分頃
● 5時間授業の日:14時30分頃
● 6時間授業の日:15時30分頃
低学年のうちは4〜5時間授業の日が多いため、比較的早い時間に帰宅する日が多くなります。学年が上がるにつれて6時間授業の日が増え、下校時間も徐々に遅くなります。
また、高学年になると委員会活動やクラブ活動が加わりますが、授業後や午後の時間帯に行われることが多いため、下校時間は6時間授業の日と大きく変わらない場合がほとんどです。
小学1年生の入学直後は、学校生活にスムーズに慣れていけるよう、最初から通常どおりの時間割が組まれるわけではありません。午前中だけで終わる日や、給食を食べた後に下校する日も設けられています。
また、1年生の給食が始まるのは入学直後ではなく、ある程度学校生活に慣れた4月中旬以降になることが一般的です。その後は授業時間を徐々に増やし、通常の時間割に少しずつ慣らしていく学校が多く見られます。
入学後しばらくは下校時間が早くなることもあるため、保護者の方は事前に学校のスケジュールを確認しておくことが大切です。
小学校では、年間の授業時数(総授業時数)が学年によって異なります。低学年では、国語・算数・生活・音楽・図画工作・体育に加え、道徳や特別活動などが行われますが、学年が上がるにつれて教科や活動の数が増え、5時間授業・6時間授業の日数も多くなります。
以下で、学年ごとの授業時間数の目安を詳しく見ていきましょう。
「標準授業時数」とは、学習指導要領の内容を指導するために必要な授業のコマ数(単位時間)として、国が学年・教科ごとに定めたものです。各学校はこの標準授業時数を踏まえて、年間の授業計画を立てています。
学年別の年間標準授業時数(合計)は以下のとおりです。
● 1年生:850コマ
● 2年生:910コマ
● 3年生:980コマ
● 4年生:1,015コマ
● 5年生:1,015コマ
● 6年生:1,015コマ
1年生から2年生にかけて60コマ増え、3年生以降は社会・理科・外国語活動・総合的な学習の時間などが加わることで、さらにコマ数が増えていきます。
4年生以降は1,015コマで同じ時数になりますが、学年が上がるにつれて各教科の内容が深まるため、学習の密度は着実に高まっていくと言えるでしょう。
1年生は、授業数が多い日でも5時間目までで終わることがほとんどで、年間の総授業時数は850コマともっとも少ない設定です。時間割の目安としては、週4日が5時間授業、残りの1日が4時間授業で、1週間あたり24コマほどになります。
小学校生活を始めたばかりのお子さまたちが無理なく学校生活に慣れていけるよう、授業の負担が抑えられていると言えるでしょう。
2年生になると、週に1回ほど6時間授業の日が加わり、1週間あたりのコマ数は26コマほどに増えます。年間の総授業時数も910コマへと増え、少しずつ学習量が増えていきます。
また、2年生では算数のコマ数が増え、ほぼ毎日算数の授業がある時間割になるのも特徴のひとつです。1年生から2年生への進級は、授業時間の変化という面でも、お子さまにとって大きな変化になります。
3年生になると、1・2年生で学んでいた生活科に代わって、「社会」「理科」「外国語活動」「総合的な学習の時間」が新たに加わります。学ぶ教科の数が増えるため、低学年とは学校生活のリズムが大きく変わる時期と言えるでしょう。
3年生の時間割の目安としては、週2日が5時間授業、週3日が6時間授業となることが多く、1週間あたりのコマ数は28コマほどです。年間の総授業時数は980コマとなります。
教科が増える分、学習内容の幅も広がり、つまずきが出やすい時期でもあるため、ご家庭でのサポートが大切です。
4年生になると、総授業時数はさらに1,015コマに増えます。時間割の目安は、週4日が6時間授業、週1日が5時間授業となることが多く、3年生よりも6時間授業の日が増えるのが特徴です。
また、4年生からはクラブ活動も始まるため、学校での過ごし方にも変化が生まれます。
5年生になると、それまで「外国語活動」として学んでいた英語が正式な教科「外国語(英語)」として扱われるようになり、新たに「家庭科」も加わります。学ぶ内容の幅が大きく広がる学年と言えるでしょう。
また、5年生からは委員会活動も始まるため、学校生活全体のスケジュールが低・中学年とは大きく変わります。
5年生・6年生の総授業時数はどちらも1,015コマで、6年生になっても5年生と比べて大きな変化はありません。ただし、高学年は6時間授業の日が多くなり、委員会活動やクラブ活動も午後の時間帯や授業後に組み込まれることが多い点が特徴です。
そのため、下校時間が低・中学年よりも遅くなる日が増える傾向にあります。
授業時間や時間割は、学校や自治体の方針によって、ここまで紹介した目安とは異なる場合があります。以下では、授業時間に影響する代表的な例を紹介します。
小学校では2002年度から完全学校週5日制が実施されていますが、2013年の学校教育法施行規則の改正により、自治体の判断で土曜授業を実施できることが明確化されました。
これを受け、月1〜2回ほど土曜授業を取り入れ、特色ある学習や体験活動に活用している自治体もあります。
また、2020年度から全面実施された現行の学習指導要領では、3〜6年生を中心に授業時数が増えました。この変化に対応するため、夏休みなどの長期休業期間を調整し、必要な授業時間を確保している学校もあります。
週5日制という基本的な枠組みは変わらないものの、実際の学校生活では授業時数の確保に向けた様々な工夫が行われていることを、入学前に把握しておくとよいでしょう。
近年は、1コマを40分に短縮して午前中に5コマの授業を行う「40分授業午前5時間制」という取り組みを導入する自治体や学校も見られます。
この仕組みでは、1コマあたりの授業時間を45分から40分に短縮する代わりに、午前中のコマ数を増やすことで、お子さまの集中力が高い午前中に主要な学習を行いやすくなります。
東京都目黒区では、この取り組みを進めており、2025年度から区立小学校全校で「40分授業午前5時間制」を実施しています。お子さまの学び方の改善と教員の負担軽減の両立を図る実践例として、参考にされる事例のひとつと言えるでしょう。
また、文部科学省でも、次期学習指導要領に向けた議論の中で、総授業時数の枠は維持しつつ、学校が授業時数を柔軟に調整できる「調整授業時数制度」の導入が検討されています。
中央教育審議会の答申は2026年度中を目標としており、こうした制度的な後押しが整えば、40分授業午前5時間制のような取り組みが広がる可能性もあります。
土曜授業の実施状況や長期休業期間の設定、40分授業などの取り組みは、地域や学校によって大きく異なります。そのため、一般的な情報だけを参考にしていると、実際のスケジュールとずれが生じてしまうこともあります。
お子さまが通う学校、または入学予定の学校から配布される年間予定表やおたよりを手元に置き、実際の時間割や下校時間を事前に確認しておくと安心でしょう。
とくに入学直後は生活リズムが大きく変わる時期のため、下校時間や学校生活の流れを事前に把握しておくことが、ご家庭での準備にも役立ちます。
小学校で学ぶ内容は学年が上がるにつれて難しくなり、量も増えていくため、授業で理解したことを定着させるには、ご家庭での復習が効果的です。
ここでは、日常の中で取り入れやすい学習のポイントを紹介します。
●短時間でも毎日復習する習慣をつける
●読み、書き、計算の基礎をくり返し練習する
以下で詳しく解説します。
ご家庭での学習において大切なのは、長時間取り組むことよりも、短い時間でも毎日続けることです。たとえ10〜15分程度であっても、毎日コツコツと取り組む習慣が、学力の土台づくりにつながります。
また、毎日の学習の中でお子さまが「できた!」と感じられる経験を積み重ねることも重要です。小さな成功体験をくり返すことで、学習に対して前向きな気持ちが育まれ、自然と学習に向かいやすくなります。
さらに、毎日の学習習慣が身についていると、学年が上がって授業時間が増えた際にも、無理なく対応しやすくなります。低学年のうちから「毎日少しずつ学ぶ」というリズムを身につけておくことが、長期的な学習習慣の安定につながるでしょう。
国語や算数・数学の土台となる「読み、書き、計算」は、くり返し取り組むことで着実に身につくものです。一度や二度練習しただけでは定着しにくいため、毎日少しずつ継続して練習することが大切です。
こうした基礎練習を丁寧に積み重ねておくと、学年が上がって学習内容が難しくなったときにも、新しい内容へスムーズに取り組みやすくなるでしょう。
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小学校の授業は1コマ45分を基本として設定されており、学年が上がるにつれて授業時間数や1日のコマ数が少しずつ増えていきます。
総授業時数は1年生の850コマから4〜6年生の1,015コマへと段階的に増え、5時間授業・6時間授業の日も増えるため、帰宅時間も学年とともに遅くなる傾向があります。
1日の流れや下校時間の目安をあらかじめ把握しておくことは、お子さまの生活リズムを整えたり、学習のサポートを考えたりする上で役立ちます。授業で学んだことを定着させるためには、ご家庭で無理なくつづけられる学習習慣づくりが大切です。
毎日少しずつ取り組める環境を整えることが、将来の学力の土台となるでしょう。
お子さまにあったペースで学習習慣を身につけさせたいとお考えのご家庭には、KUMONも選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
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