子育てをしていると「幼児」という言葉をよく耳にするものの、具体的に何歳から何歳までを指すのか、気になる方もいるでしょう。「乳児」や「児童」といった似た言葉もあり、それぞれの違いが分かりにくいと感じる場面もあります。
本記事では、幼児の定義や年齢、ほかの呼び方との違い、シーン別の区分について解説します。年齢区分について正しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
Pick Up Point ! この記事の要約
「幼児」の年齢区分と成長の特徴をわかりやすく解説
幼児とは、満1歳から小学校入学前までの子どもを指し、心と体が大きく成長する大切な時期です。
幼児期は年齢によって発達の特徴が異なり、自我や社会性、学びの基礎が少しずつ育っていきます。
法律や施設、交通機関などで年齢区分は異なるため、利用シーンごとの違いを知っておくことが大切です。
子育てをしていると「幼児」という言葉をよく耳にするものの、具体的に何歳から何歳までを指すのか、気になる方もいるでしょう。「乳児」や「児童」といった似た言葉もあり、それぞれの違いが分かりにくいと感じる場面もあります。
本記事では、幼児の定義や年齢、ほかの呼び方との違い、シーン別の区分について解説します。年齢区分について正しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
「幼児」とは、児童福祉法において「満1歳から小学校就学の始期に達するまでの者」と定義されています※1。つまり、1歳の誕生日を迎えた日から小学校に入学する前日までが幼児期にあたります。
この期間は約5年間となり、子どもの身体的・精神的な発達が著しく、自分でできることが増える時期です。また、社会との関わりが増え、他者への興味や好奇心が生まれ、学びへとつながります。
なお、母子保健法でも同様に、満1歳から就学前までを幼児としており、法律上の定義は統一されています※2。
※1 出典:e-Gov 法令検索 「児童福祉法」
※2 出典:e-Gov 法令検索 「母子保健法」
子どもを表す言葉は複数あり、それぞれ年齢や定義が異なります。以下では、幼児と子どもを指すほかの呼び方との違いを解説します。
● 幼児と新生児の違い
● 幼児と乳児の違い
● 幼児と児童の違い
● 幼児と小児の違い
これらは子育てに関わる場面でよく登場する用語なので、しっかり押さえておきましょう。
「新生児」とは、母子保健法で「出生後28日を経過しない乳児」と定められており、生まれてから生後28日未満までの赤ちゃんを指します※。一方、幼児は満1歳からなので、新生児と幼児の間には約11か月の「乳児期」が存在します。
新生児期はまだ首もすわっておらず、体温調節も自分ではできない繊細な時期です。幼児期になると歩行や言葉の発達が進み、自我が芽生えて自己主張も始まります。
「乳児」は、児童福祉法および母子保健法で「満1歳に満たない者」と定められており、生後0日から1歳の誕生日を迎える前日までを指します※1※2。幼児は満1歳からなので、1歳の誕生日を境に乳児から幼児へと呼び方が変わります。
乳児期は母乳やミルクを主な栄養源とし、寝返り・お座り・ハイハイなど月単位で成長が見られる時期です。幼児期に入ると食事も幼児食へと移行し、歩行や言葉でのコミュニケーションができるようになるなど、できることが飛躍的に増えていきます。
※1 出典:e-Gov 法令検索 「児童福祉法」
※2 出典:e-Gov 法令検索 「母子保健法」
「児童」は、児童福祉法で「満18歳に満たない者」と広く定義されており、新生児・乳児・幼児・少年すべてが児童に含まれます※。ただし、一般的には小学校在学中の6年間の子どもを「児童」と呼ぶことが多いです。
学校教育法でも小学生を「児童」、中学生を「生徒」と区別しており、教育現場ではこの使い分けが定着しています。幼児と児童の境界は小学校入学のタイミングとなり、就学とともに呼び方が変わるのが一般的です。
「小児」は主に医療分野で使われる用語であり、年齢の具体的な基準はありません。例えば、厚生労働省の資料では「7歳以上15歳未満」が目安とされている一方、小児科では一般的に0歳から中学生(15歳)までを診療対象としています。
ただし、クリニックによっては15歳を過ぎても小児科に通える場合もあるため、医療機関ごとに対応が異なるのが現状です。幼児は満1歳から就学前までなので、年齢的には幼児期の一部が小児期と重なる部分もあります。
幼児期は約5年間という長い期間であり、年齢によって発達の特徴が異なります。以下では、年齢別に一般的な幼児期の特徴を解説します。
● 1~2歳の幼児の特徴
● 3~4歳の幼児の特徴
● 5~6歳の幼児の特徴
年齢ごとの一般的な特徴を理解し、子育ての参考にしてください。
1~2歳の幼児は、よちよち歩きから徐々に走れるようになるなど、足腰の力が発達して行動範囲が広がる時期です。単語を話し始め、2歳頃には「ママ、いた」など、二語文でのコミュニケーションができるようになり、言葉の理解も急速に進みます。
自我が芽生え始めて「自分でやりたい」という気持ちが強くなるため、いわゆる「イヤイヤ期」が始まることも多い段階です。
好奇心が旺盛で、身のまわりのものに興味を示し、触ったり口に入れたりして探索活動が活発になるため、安全な環境づくりが大切です。
3~4歳は、手先が器用になり、着替えやトイレなど身のまわりのことを自分でできるようになる時期です。言葉の発達が著しく、会話でのやりとりが楽しめるようになり、「なぜ」「どうして」と質問が増えていきます。
友だちとの関わりが増え始め、一緒に遊ぶことを楽しむようになりますが、まだ自己中心的な面も残っています。
また、想像力や記憶力が発達し、ごっこ遊びや見立て遊びを楽しむようになり、徐々に我慢する力も身についてくる段階です。
5~6歳は就学前の時期であり、社会性や道徳性が大きく発達し、相手の気持ちを理解して思いやりのある行動ができるようになります。集団遊びでルールを守ったり、友だちと協力したりできるようになり、リーダーシップを発揮する子どもも現れます。
また、ひらがなや数字への興味が高まり、読み書きや簡単な計算など学習の基礎となる能力が身につき始める段階です。
手先の器用さが更に増し、箸を使った食事や細かい作業ができるようになり、小学校入学に向けた準備が整ってきます。
幼児という呼び方は、シーンによって独自の区分が設けられている場合があります。
法律上の定義では満1歳から就学前までが幼児期ですが、施設の利用や料金区分などでは異なる年齢基準が適用されるケースも多く、注意が必要です。
以下では、シーン別に幼児の区分を解説します。
● 保育園における幼児の区分
● 幼稚園における幼児の区分
● 医療における幼児の区分
● 交通機関における幼児の区分
利用するサービスごとの区分を事前に確認しておくと、想定外の料金が発生したり手続きに戸惑ったりする心配がありません。子育て中によく利用するシーンでの年齢区分をしっかり押さえておきましょう。
保育園では、児童福祉法の定義とは異なり、0~2歳児クラスを「乳児」、3歳以上のクラスを「幼児」とする区分が一般的です。
保育園では「乳児クラス」「幼児クラス」という呼び方で保育内容や活動内容を区別することも多く、現場での実務的な分類となっています。
給食の内容や午睡の有無、活動範囲なども乳児クラスと幼児クラスで異なるため、入園前に確認しておくとよいでしょう。
幼稚園は文部科学省が管轄する教育施設であり、基本的に満3歳から小学校就学前までの子どもが通うため、在園児は全員が幼児に該当します。
年少・年中・年長という学年区分はあるものの、いずれも法律上の幼児期に含まれる年齢です。なお、保育園とは異なり0~2歳児の受け入れは原則ありません。
医療分野では、厚生労働省の医薬品添付文書の記載要領により、幼児は「1歳以上7歳未満」が目安と定義されています※。小児科では0歳から15歳までを対象とすることが一般的ですが、医療機関によって受け入れ年齢が異なる場合もあります。
薬の処方や用法・用量を確認する際には、医療上の年齢区分が適用されるため、医療機関の基準を確認しておきましょう。
交通機関では、国土交通省の定義により、1歳未満を「乳児」、1歳以上6歳未満を「幼児」、6歳以上12歳未満を「小児」、12歳以上を「大人」と区分しています※。
電車やバスを利用する際、幼児は基本的に運賃が無料です。ただし、飛行機の場合は国内線で3歳から「小児」扱いとなり、事前に把握しておかないと想定外の出費となる可能性があります。
法律上の幼児の定義を知っていても、実際の料金区分では異なる基準が適用されるため、利用前に確認しておきましょう。
※出典:国土交通省「その他関連事項」
KUMONは0歳から始められる※1ため、幼児教育にぴったりの学習です。遊びの中で「もじ」や「かず」に触れ、楽しく学習できる環境が整っています。
えんぴつが持てなくても手を使って文字や数字に自然と親しむオリジナル教具が揃っており、お子さま一人ひとりの成長に応じた無理のない学びが可能です。
また、好奇心旺盛な時期にお子さまの興味にあわせて楽しく学習を進められ、小学校に上がる前から机に向かう学習習慣を身につけられます。まずはお近くの教室で教室見学や無料体験学習※2に参加してみましょう。
小さいお子さまには、0・1・2歳向けのBaby Kumonも用意されています。オリジナル教材と月1回の先生との面談を通して学びの土台をはぐくむことが可能です。無料お試しから参加してみましょう。
※1教室によって受け入れ可能な年齢が異なります
※2受付期間外の場合がございます
「幼児」とは、満1歳から小学校就学前までの約5年間を指し、この時期は子どもの心身が大きく成長する時期です。
1歳から2歳は自我が芽生えるイヤイヤ期、3歳から4歳は社会性が育ち始める時期、5歳から6歳は就学に向けた準備が整う段階と、年齢ごとに発達の特徴が異なります。
幼児期は好奇心や学習意欲が育つ大切な時期なので、お子さまの発達段階を理解し、成長にあわせた適切な関わり方を心がけていきましょう。
人気記事トップ5
新着記事
人気記事トップ5
新着記事
© 2001 Kumon Institute of Education Co., Ltd. All Rights Reserved.