ドイツ語

いつかドイツを訪れてドイツ語を話してみたい

MK さん(中1)
宮城県・南光台ガーデン教室 佐藤 美紀子 先生
MK 様
MKさん(左)は剣道部で活躍、学校では友だちと過ごす時間が一番楽しいとのこと。最近読んだお気に入りの本は「永遠の0」だそう。「勉強に、スポーツにと頑張り屋さん。3つ目の修了が、ドイツ語が先か、数学が先か、今からワクワクします!」と佐藤先生(右)

MKさんが公文式学習に出会ったのは小1のとき、算数と国語と英語の3教科でスタート。小5で国語、小6で英語の最終教材を修了しました。現在は数学N教材、ドイツ語I教材に取り組んでいます。
ドイツ語学習は中学生のMKさんにとってどのようなものなのでしょうか、お話をうかがいました。

小学生のうちに第二外国語に取り組んでおく意義

MKさんがドイツ語学習を始めたきっかけは、佐藤先生から「やってみたら?」と勧められたことでした。「最初は英語とドイツ語と両方を学習すると混乱するのではないか、という心配もありました。でも英語と同じようにドイツ語も学習すればきっとおもしろいのでは、と思えたので、やってみようという気持ちになりました。」とMKさん。お勧めされた佐藤先生は「MKさんの一番の強みは日本語の力をしっかり持っているということ。ふだんから読書が大好きで語彙が豊かなお子さんです。そこでドイツ語学習もきっと楽しんで進んでいけると確信していました。」と振り返ります。

ドイツ語学習を始めてみると、佐藤先生の想定通り、楽しみながら新しい外国語を着実に吸収していったそうです。「ドイツ語と英語は似ているところもありましたが、まったく違う点もたくさんあり、知らない言葉がどんどん出てきました。そこに楽しさを感じました。」とMKさん。

ドイツ語学習をスタートしたのは小6の6月からでしたが、これも佐藤先生のお考えがありました。「幼いときから公文式で学習習慣を身につけ、最終教材を修了するほどの力を持つMKさんなので、ドイツ語も早い段階から無理なく習得できると思っていました。といっても中学生になると生活環境も変わり、いろいろと忙しくなってきます。MKさんには小学生のうちに英語以外の外国語に取り組み、余裕をもって第二外国語の基礎を身につけていくことが将来必ず役に立つと思いました。今後の進路はまだわからなくても、あのときにやっておいてよかった、と後々必ず感じてもらえるだろうと思ってドイツ語学習をお勧めしました。」

ドイツ語学習で本の世界がさらに広がる

MKさんに、これまでのドイツ語学習でスランプはありましたか?と質問すると「過去形や分離動詞など、ドイツ語独特の動詞の変化形などはやはり難しいと感じました。」という感想が返ってきました。とはいえ、複文など一文が長い例文が続くF教材の学習でも、正確に速く読んで書く力など、公文式英語学習で培っていた学習能力を発揮して、比較的スムーズに取り組めたようです。佐藤先生はドイツ語学習でも、改めてMKさんの学習能力の高さに感心されたそうです。「ドイツ語といっても同じ公文式のメソッドで作られている教材で、同じ『自学自習』の学習方法です。他教科で身に付けた学習姿勢は異なる科目でも効果的に発揮されることを、MKさんの学習の様子から改めて実感いたしました。」と佐藤先生。

対訳で長文を読解するG教材以降に進むと、学習の楽しさはさらに増していったようです。もともと無類の読書好きのMKさんですが、ドイツ語教材を通して読む作品のバリエーションはますます広がっていきました。「G教材の最後に出てくる、ケストナーの『ふたりのロッテ』は今まで読んだことがなく、教材学習を通して知りましたがとてもおもしろかったです。また、ドイツ語は英語とは発音が違うので、音読も楽しいです。」

公文式学習は「達成感」と「楽しみ」に満ちている

現在、MKさんは数学とドイツ語の公文式プリントに毎日取り組んでいます。中学生になり勉強に、部活動にと忙しい日々の中、夕食前後のタイミングを上手に活用して毎日のプリント学習の時間を確保しているそうです。難解な数学学習はMKさんにとって「達成感」、ドイツ語学習は「楽しみ」を味わって進めているものだとのこと。

7年間取り組んでいる公文式学習をやっていてよかったことは?と聞いてみると「公文は先取り学習ができるので、今は数学や英語はテスト勉強を特別しなくてもすみ、別の科目や活動に時間を使えるところ」とMKさん。

佐藤先生は「余裕をもち、学びに楽しさと充実感を味わえることはとても価値があると思っています。特に言語は文化と密接に結びついていますから、英語に加えて他の外国語も学習するということは、多様な文化からさまざまなことを吸収できるということですね。」と付け加えてくださいました。

最後に将来の展望をMKさんにお聞きしました。「機会があったら留学も経験してみたいです。いつかドイツも訪れて、ドイツ語で話せたらいいな、と思います。」