フランス語

公文式フランス語を契機に漫画の世界も広がりそう!

西山 優里子 さん(漫画家)
神奈川県・松田小前教室 小澤 靖子 先生
西山 優里子 様
漫画家西山優里子さん。自画像イラストで登場です。

7歳の頃には漫画家になりたいと友達に無邪気に口にしていたという西山優里子さん。現在超人気漫画家としてバリバリ作品を生み出している西山さんですが、その忙しい中で公文式フランス語最終L教材を終え、念願だった仏検2級にも合格されました。こんなにパワフルで素敵な西山さんにフランス語との関わりをうかがいました。

フランス語との出会いは?

パリで生まれ、父の仕事の関係で高校生まで日本を含め、フランス、ラオス、米国など海外を転々とする生活を送りました。フランスの文化や歴史が大好きな父にフランス語を教わることからフランス語との触れ合いが始まりました。中学2年の頃フランスにわたり、休みの日には家族で、ジャンヌ・ダルクの聖地やベルサイユ宮殿など歴史にまつわるところへ出かける機会もたくさんありました。しかし英語も通じないフランス人は冷たいという印象を持ち、しばらくはその環境になじめませんでした。文化や歴史にも強い興味が持てず、ただ生活するために必要なだけという理由でフランス語を使っていたという状態でした。

公文式フランス語の入会のきっかけは?

ふとしたきっかけから仏検にチャレンジし始めたのが2015年ころ。独学で準2級まで順調に合格をしてきましたが、2級を何度か受験しても数点不足で不合格となっていました。独学という方針を切り替え、2級合格に向けてフランス語学校を探す中、公文式フランス語の通信学習が目に留まりました。漫画家という職業のため時間が制約されないで学習できそうなことやコロナ禍でもあったこと、ちょうど「秋の特別学習通信コース」というイベントの時期でもあったので申込みました。先生の助言で、テストの結果より少しやさしいC教材から学習をスタートしました。学習は朝起きて1時間を公文タイムときめ、お正月も欠かさずに学習をやり続けました。特にG教材(読み物)からは2級受験を見据えてノートを作成し、文法と単語を書きだし徹底して覚えました。気が付けば分厚いノートが3冊になっていました。

公文の学習をしたおかげで2級合格!!

2級合格には毎日フランス語と接する時間をもち、コツコツと積み上げて定着させることが必要だと感じていました。公文式フランス語のC教材から復習したことで文法が整理され定着できたことや音学習に毎日触れたこと、先生に採点してもらうことで、自分のミスしやすい箇所が明らかにわかることなどが2級合格への足固めになりました。毎日公文学習で音源を聴いて、プリントで書くことを継続したおかげで、テスト当日の2級のディクテーションと聞き取り問題がすっと耳に入ってきて、完璧にできたことには驚きもあり嬉しくもあり学習の成果を実感しました。先生との学習のしおりでのやり取りも支えでありとても楽しみでした。先生からのメッセージを読み、思わずイラスト入りで返信を書いたこともありました。公文教材では、H教材『星の王子さま』K教材『人間の土地』とサン=テグジュペリの美しい文章に触れたことはとても印象に残り、『星の王子さま』は市販の音源を購入し楽しみました。

今はフランス語から世界を広げたい。

子どものときには好きになれなかったフランスとフランス語でしたが、今こうして学習が進むと、またフランスへ行ってみたいと思うようになりました。自身のフランスとのつながりで描くことになった、講談社学習まんが『渋沢栄一』(2021年3月発刊)。幕臣としてフランスへ行き、当時の進んだ文明を吸収し日本の礎を築いた渋沢栄一に強い興味を持ったこともきっかけの一つです。フランス料理をテーマにした漫画も描いてみたい、自分の作品を自身でフランス語に翻訳して発表してみたいなど、夢もふくらんでいます。また皇居東御苑などを観光案内するボランティア活動をしており、いつか日本語のほかに英語、さらにはフランス語でも観光案内してみたいと思っています。コロナ禍が落ち着いたらフランスを訪れ、文化に触れ、料理を沢山食べ、現地のフランス人とフランス語で交流をもちたいと思っています。

渋沢栄一
西山さんの作品のひとつ講談社学習まんが「渋沢栄一」。
小澤先生

小澤先生より

西山さんは謙虚で真面目な方、ご多忙の中でも学習手順をしっかりと守り毎日学習されました。そして文法の分析と音源を聴くことを徹底されていました。解答の流れるようなフランス語筆記が素敵で、見とれながら採点したことも。教材とともに往復する通信文は、毎回とても楽しみに拝読しました。今後は漫画作品を楽しみに応援させていただきます!