毎日学習で培った確かなドイツ語力で独検5級最年少合格へ

初めての外国語としてドイツ語を年長から学習し始めた向川さんは、2024年6月ドイツ語技能検定試験(独検)5級に最年少合格しました。現在も最終教材修了を目指して毎日学習に励んでいる向川さんの取り組みの様子を取材しました。
初めての外国語学習はドイツ語
年少の頃に算数と国語で公文式学習をスタートした向川さんは、年長になった2022年12月からドイツ語学習を始めました。初めての外国語としてドイツ語を選ばれたきっかけを聞いてみたところ、「英語を学んでみようと思ったとき、大学時代にドイツ語を学習していたお父さんからドイツ語を勧められて、英語ではなくドイツ語を始めました。」とはにかんで答えてくれました。
ドイツ語の基礎語彙・文法を学習する4A~F教材の中には、大人でも難しく感じる項目が含まれています。それでも2年でF教材終了目前まで進んでいる向川さんは、ドイツ語学習に毎日コツコツ取り組んでくれているそうです。
「過去時制を学習するE教材までは、そんなに難しく感じませんでした。今学習しているF教材の非現実話法などは、日本語もドイツ語もとても長く字も小さいので少し難しいです。日本語の説明や問題文をしっかりと読み、ドイツ語文を丁寧に書くように気を付けています。進級できるととても嬉しいので、早くG教材に進めるように頑張っています!」
いつも教室で向川さんの学習を見守っている森先生は「ドイツ語・算数・国語に加えてピアノのお稽古と忙しい毎日の中、1枚でも取り組もうとする智萌さんの積極性が素晴らしいです。宿題は忘れたことが無く、長期休み中はいつもより多めの宿題を希望して、普段の学習にプラスして頑張ってくれています。」と、向川さんの学習姿勢に感心していました。
音読練習がお気に入り
音読がとても素晴らしい!と森先生が太鼓判を押す向川さんに、音読練習の秘訣について聞いてみたところ、「4A~3A教材までは、E-Pencilでたくさん音声を聞いて練習していました。2A以降はドイツ語の音に慣れてきたので、1~2回聞くだけでドイツ語文が読めるようになりました。今では初めて学習する箇所でも音声を1回聞くだけで音読できたり、音声を聞かなくてもドイツ語文を見るだけで声に出して読めるようになりました。」と驚きの発言がありました。早速その場で現在学習中のF教材や前年学習していたC教材、そしてこれから学習を始めるG教材を音読してもらうと、どの箇所も発音・アクセントともに完璧な音読を披露してくれました。
向川さんの音学習への取り組みについて、森先生は次のように振り返られます。「書くことに夢中になって音学習が疎かにならないか少し気を付けてみていましたが、全くそんなことはなく最初からしっかりと音読練習に取り組んでいました。基礎の基礎の段階からしっかりと音学習に取り組んだからこそ初出箇所でもすぐに聞き取って再現でき、どんなドイツ語文でも読める力が養われたのだと感じています。」
挑戦は終わらない!
音学習+プリント学習という学習手順を徹底して教材に取り組んでいる向川さんのドイツ語力の高さは、独検5級挑戦時にも存分に発揮されています。
「独検のために教材の復習などはせず普段通り学習を進め、過去問題集を2度解きました。1度目は少し難しかったけれど、2度目は簡単に感じました。次は4級と3級のダブル受験も考えています。」
国語は古典などを学習する高校相当のO教材目前、ドイツ語も原文読解が始まるG教材までもう少しという向川さんは、検定試験以外にも挑戦したいことがあると、これからの抱負を話してくれました。
「まずはG教材に進むことが目標です。これまでもいろいろな物語を教材で読んできましたが、この後どんな物語が読めるのかが楽しみです。ドイツ語はもちろん最終教材修了を目指します!国語もO教材まで終わったら、英語にも挑戦したいと思います。英語はドイツ語に似ているということなので、学習を始めるのが楽しみです!」
森先生より
智萌さんはいつもやる気に満ち溢れ、集中して学習に取り組んでいます。動詞の変化など複雑な事項に戸惑っている時もありましたが、難しいところもしっかりと丁寧に取り組むことで着実に乗り越えていることが本当に素晴らしいです。
これから学習するG教材以降は様々な物語がたくさん読めるので、これからも楽しんでドイツ語学習を続けていきましょう!