お子さまから大人の方まで、くもんの書写は、選べる4教科
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100人100筆
私と書写のあるくらし

※書写歴は、取材時における年数です。

書写歴7年
Nさん(40代)

「へんとつくりはそれぞれバランスがとれてこそ
美しい文字になるんです。人間関係と同じですね」

我が家は母娘で公文書写にお世話になっています。「女の子には美しい文字を身につけさせたい」と15年ほど前に長女を通わせたことを機に、次女、三女と続き、6年前からは私も一緒に通っています。

最初は、大人も子どもと同じように基礎の基礎から学習することに驚きました。「子どもと同じ教材を使うんだ」と思っていたのですが、通い始めて2~3年目にハッとさせられる出来事がありました。それは、「へん」と「つくり」について学ぶ教材でのこと。先生から「へんとつくりにはそれぞれ役割があってバランスがとれてこそ美しい文字になるのです。人間関係と同じですね」と言われました。ちょうどその頃、私は仕事を始めたばかりで、新しい人間関係を築こうと苦心の真っ最中だったのです。

その時、先生の言葉が自分の現状にピタリとはまり、「文字の原理原則は、人間関係にも通じるんだ!」とその奥深さに感動しました。このことを機に、書写だけでなく仕事に対しても非常に前向きになることができました。

私にとって文字を書く時間は
自分を素直にしてくれる大切な時間です。

公文書写の文字は癖がなく本当に美しい文字だと思います。だから練習の際には、これまで自己流で書いてきた文字を直すため、我を抑え素直な気持ちになって文字本来の美しさをそのまま書くように心がけています。

もしかすると日本人が幼少期から書道を習うのは、たんに字をきれいに書くためだけでなく、「素直さを身につける」ということなのかもしれません。そう思えるくらい、私にとって文字を書く時間は自分を素直にしてくれる大切な時間です。

公文書写は親子で一緒に学べる場。
文字の上達を通して、
人としてもともに成長できる場だと思います。

娘たちとは、家でもよく公文書写の話をします。両親の誕生日プレゼントに家族で寄せ書きするときなど、お互いの文字を見ながら「この部首は私のほうが上手!」とか「ひらがなは私のほうがきれい!」と文字を介して会話が盛り上がります。

今は三女と教室に通っています。机を並べ一緒に練習しているとき、ふと「こういうことを幸せって言うんだな」という思いが込み上げ胸が熱くなります。公文書写は親子で一緒に学べる場。文字の上達を通して、人としても、ともに成長できる場だと思います。