江戸以降の子ども文化を知るために収集した史料は約3,200点!
KUMONが子ども文化研究のために史料収集を開始したのは、フランスの歴史学者フィリップ・アリエスの絵画史料を用いた中世ヨーロッパにおける子ども研究に触発されたことがきっかけでした。日本には子どもを描いた浮世絵が数多く残されており、これを史料にすることで、活字では表現できない当時の子どもの様子をリアルに探ることができるのではないかという発想にたち、子どもを描いた浮世絵版画や絵巻物、屏風、奈良絵本などの直筆絵画の収集と研究を開始しました。
その他にも子どもたちが読んでいた絵草子(絵本)、版本などの古書籍や寺子屋で学んでいた折手本、往来物(教科書)、教材・教具、そして子どもたちが実際に使っていた玩具など約3,200作品を所蔵しています。
動画では、レポーターがKUMONの所蔵作品の保管倉庫に潜入。広報部の吉澤とともに江戸時代の子ども文化史料に触れながら、当時の庶民の子どもたちが寺子屋で何をどのように学び、家庭では親子でどのように遊んでいたのか、疑似体験を通して紹介していきます。ぜひ動画でご覧ください。
※WEBサイト「くもん子ども浮世絵ミュージアム」では、KUMONが所蔵する子ども浮世絵約1,800作品の画像を公開しています。日常生活や季節の行事の中で遊ぶ子どもの姿や、子どもをめぐる愛情豊かな場面、甲斐甲斐しく子どもの世話をする母親の姿など、子どもたちが家族や地域の大人たちに大切に育てられ、成長していった様子が生き生きと描かれた作品を自由に閲覧することができます。下記関連リンクからぜひご覧ください。
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くもん子ども浮世絵ミュージアム