国語教材の音読の大切さと学習効果

読解力を高めるために、音読はとても効果があります。文章の理解力や語彙力がよりいっそう高まる音読の効果についてご紹介します。

■「読解力」をつける3つの力

KUMONの国語教材は、「読解力」を高めることを目標としています。
一口に「読解力」といってもその内容は多岐にわたりますが、KUMONの国語教材では、これを大きく「読みの速さ」「読みの語彙力」「読みの理解力」という3つの力にわけてとらえています。そして、この3つの力と音読は密接につながっています。

一般的に読書は黙読でおこなうので、「読みの速さ」の最終目標は「黙読のスピードアップ」にあるといえます。
これは、できるだけ速いスピードで、しかも内容を正しくとらえながら、目と頭で文章を読み進めるようにするということです。しかし、黙読のスピードアップだけを目指すことは、子どもたちにとっては難しいものなのです。

■「黙読のスピードアップ」は音読から

KUMONでは、黙読の前のステップとして「音読練習」を取り入れています。
音読ならスピードが計測しやすく、読みの正確さだけでなく文や語彙の理解度までをある程度確認することができるからです。

例えば、文節の区切り方を間違えて音読している場合は、文章の内容理解度も不十分だといえます。また、その子にとって未知の語彙はたどたどしくなってしまうことが普通です。そこから、語彙力を知ることもできるのです。

文章をある程度のスピードで読めるようになると、本を読むことが苦痛ではなくなります。そして、音読は練習するたびに上達します。
「読書する力」にもつながるのが音読です。元気良く声に出して読むことで、より一層の国語力を身につけてほしいと願っています。