算数・数学教材に文章題や図形はないのですか?

KUMONの算数・数学教材は計算が中心となっていることの理由について、ご説明します。

■算数・数学の基礎は計算力

KUMONの算数・数学教材では、中学校・高校以降になって数学で困ることのないように、あえて代数計算に絞っています。これが、保護者の方に理解していただきにくいところかもしれません。

学校の授業における計算問題の割合は、小学校では全体の約6割程度ですが、中学校では8割、高校になるとそのほとんどすべての問題で代数計算が必要となります。その一方で、小学校時代に学校の授業で困らない程度に計算ができたため気にかけないまま中学校・高校に進み、計算力の不足が原因で数学が苦手になるというケースが非常に多いのです。

計算力を身につけるには多くの練習が不可欠ですから、計算力の不足は一朝一夕で挽回できるものではありません。
KUMONは、高い計算力が十分につく前に、文章題や図形の学習をと焦る必要はないと考えます。先の段階の高度な計算までできるようにしておいた方が、中学校以降での学習がらくになるのです。

■文章題や図形問題ができるためには国語力も必要

文章題や図形問題ができるようになるには計算力以外に、問題文から内容を読み取り、イメージ化する国語力が必要になります。
子どもたちに先に十分な計算力と国語力を身につけさせることが、文章題や図形を得意にする近道になるだけでなく、ほかの教科にも非常に良い影響を与えることになるでしょう。

KUMONでは、核となる学力を効率よく習得しながら、自学自習力を高めることを目指します。
そのためにあえて計算だけに内容を絞り込んでいるわけです。
一人でも多くの子どもにできるだけ自分の力だけで未知の内容を学びとる姿勢や経験を積んでほしいと考えています。