企業での導入事例:東洋エンジニアリング株式会社

「日本語を話すことに自信がもてるようになりました」
(Bhadraさん、出身国:インド)

この事例をダウンロードする(PDF)

海外からエンジニアを直接採用したことで見えてきた「ある課題」

きょうは東洋エンジニアリング株式会社(以下「TOYO」と表記)におじゃましています。TOYOは石油や化学をはじめ、各種産業の大規模プラントの設計・建設・施工管理などを担う総合エンジニアリング会社。エンジニアリング専業会社としては日本でも大手3社のひとつですが、世界各地にグループ会社と活動拠点があり、海外でのほうが実績も知名度も高いといってよいでしょう。全グループ会社(連結)の社員数は約9000人、そのうち外国人は約6000人というデータからもそのことがわかります。「グローバル」という言葉がよく使われるようになるずっと以前から「グローバル企業」という会社です。

人事部人財開発チームリーダーの橋本さんに、外国人採用についてうかがいました。「外国人社員のほとんどは、海外のグループ会社が採用・研修していますが、日本でも2年前から、エンジニアを海外より直接採用するようになりました。これまでも、外国人のエンジニアは採用してきましたが、それは日本の大学で学んだ外国の人たち、つまり日本語が堪能な人たちを社員として迎え入れていたのです。しかし、優秀なエンジニアをできるだけ多く確保するためには、人材市場を国内に限らず海外に広げる必要があったため、海外の大学からの直接採用をスタートしました」。

続きをよむ

すると、「ある課題」が見えてきたといいます。日本本社でもエンジニアの仕事の多くは海外の顧客を対象とした案件のため、業務上は英語で事足りてしまうとのこと。けれども、社内の掲示板や通達文書等の一般的な書類は日本語表記がほとんど。外国人社員と日本人社員とのふだんのコミュニケーションや微妙なニュアンスを含んだ意思の疎通も、日本語が読めない・話せないことが少なからぬ壁になってしまう場合があるそうなのです。

「会社のなかのそうした課題は改善を進めていますが、外国人社員が日本で地域の一員として生活していくときには、もっと不自由なことがたくさんあると思います。衣食住すべてが日本語環境ですから。日本語が壁となり、日々の生活がストレスとなる。あるいは、そのストレスが仕事によくない影響をおよぼす、さらには離職して帰国するという可能性もあります。ですから、仕事を続けながら、一日も早く日本語力を日常生活で困らないレベルにまで上げたい、というちょっと欲張りなことを考えていました。いろいろ調べたのですが、なかなかぴったりのものが見つからない。そんなとき、公文式に日本語教材があることを知り、私自身が公文式学習の経験者(国語・英語・フランス語)だったこともあり、試みとしてですが、初めて海外(中国)から直接採用したHe(へ)さんに、公文の日本語教材の学習を勧めてみました。2014年1月のことです」(橋本さん)。

橋本さん

東洋エンジニアリング株式会社
人事部人財開発チーム
チームリーダー 橋本さん

「引越し、電気や水道、役所の手続きも、ぜんぶひとりで
できました」(Heさん、出身国:中国)

He(へ)さん

東洋エンジニアリング株式会社
2013年入社
He(へ)さん(出身国:中国)

ちょうどそのころ、Heさん自身も日本語を学ぶ必要性を感じていた時期でもあったようで、仕事は忙しかったものの、やる気十分で学習がスタートしたそうです。学習前後のことをHeさんにうかがってみました。Q&A形式でご紹介します。

※Heさんには日本語でインタビューしています。

Q: TOYOに入社されたころのことを教えてください。

A: 来日前、短期間ですが日本語を勉強してきましたが、この職場で使うのはほとんど英語、仕事が忙しいので日本語を学ぶ機会ももてず、なかなか日本語がわかるようにはなりませんでした。仕事でのやりとりは英語なので問題ないのですが、同僚の日本人社員とのふだんの会話、家に帰ってからの生活のなかで使う日本語はむずかしかったです。

Q: 公文の日本語教材を学習していかがですか?

A: 初めのころは少し簡単に感じました。学習が進むにつれて、だんだんと教材と学習法の良さを実感してきました。プリント学習とCD(音声確認用)を使う学習法はとても便利です。私は、いつも電車のなかでCDを聞いてリスニングの練習をし、家に着いたらプリントをやるので、時間をとても有効に活用できます。それに、月に2回のスカイプでの先生(公文式日本語インストラクター)との音読レッスンでは、先生に日本語が上達したことをほめてもらえ、学習のアドバイスも受けられるので、とても励みになります。先生も優しいです。仕事が忙しい人、自分のペースで学習したい人にはすごくお勧めだと思います。

≪後日談≫
つい先日、Heさんは結婚され、奥さんを中国から呼びよせました。結婚を機に引越しをしたのですが、引越しの申し込み、電気や水道、役所の手続きなどもぜんぶひとりでしたそうです。Heさんはこのことで、日本語の上達を強く実感されたとのこと。すごいですね!

「日本語がわかるようになって、毎日が楽しいです」
(Bhadraさん、出身国:インド)

東洋エンジニアリング株式会社
2014年入社
Bhadraさん(出身国:インド)

さて、もうおひとり、公文式日本語教材の学習者をご紹介しましょう。昨年入社したインド出身のBhadraさんです。

※Bhadraさんには英語でインタビューしています。

Q: 来日されたときの日本語のレベルはどのくらいでしたか?

A: あいさつ程度です。日本に来る前に、ローマ字で書かれたテキストで会話のレッスンを少し受けただけだったので、読み書きはまったくできませんでした。

Q: 昨年8月から公文式日本語教材を学習していますが、何か変化はありますか?

A: 公文の学習は素晴らしいと思います。日本に来てすぐのころは、スーパーに行っても何が書いてあるのかほとんどわかりませんでした。公文でひらがなやカタカナ、それに漢字も少しわかるようになり、基本的な会話も学習したので、スーパーで商品や売り場についてたずねたりなど、簡単な質問ができるようになりました。以前より日本語を話すことに自信がもてるようになり、町を歩いていて目に入る看板やポスターなどに書いてあることもだんだん読めるようになりました。

Q: 通勤のときはどうですか? 旅行も好きだとうかがいましたが?

A: 毎日会社から寮へ帰る途中、日本へ来たばかりのころは、駅名の表示などひらがなで書いてあるものでもまったく分かりませんでしたが、いまではすべて読めます。見た文字が理解できるというのは楽しいことです。旅行が好きなので、日光、箱根、鎌倉、伊豆などに行きました。旅行したりしたとき、うまく会話ができないときも、紙に日本語を書いて見せれば理解してもらえます。日本語がわかるようになってきて、ほんとうによかったと思います。

Q: 公文式日本語教材を学習しての率直な感想は?

A: 教材の構成がよく、しっかり学べます。いちばん素晴らしい点は自分のペースで学習できるところです。そして、先生がとてもフレンドリーです。また、先生は教材をきちんと採点してくれるので、ミスをしたときも完璧に直すようにしています。それがまた、日本語のレベルアップにつながっていると思います。

Q: 仕事が忙しいなかで、どうやって公文の教材を学習していますか?

A: 毎日仕事から帰ってきて、寮で1セット(10枚)を30分~1時間くらいかけて学習します。わたしは新しいことを学ぶのが好きなので、日本語を学ぶことは生活の一部です。帰るのがおそくなり、教材ができない日もありますが、その分は休日に学習します。

Q: 日本語学習で何か目標がありますか?

A: 日本にいるあいだは、できるだけ日本語の学習を続けたいです。日本語能力試験も受けたいです。能力試験は学習した成果を評価するのに良いですし、合格すれば、さらに学んでいくための自信を得られると思います。

Q: インドに一時帰国したときも、公文の教材をもっていかれたそうですね?

A: インドの家族に公文の教材を見せたら、「むずかしいことを学んでいるんだね!」とおどろいていましたが、家族みんな、わたしが日本語を学んでいることを喜んでくれました。でも、帰国中は20枚しかできませんでした。先生はもう少し多くしてほしかったようですが(笑)。

Q: 社内で日本人の同僚と日本語で話す機会はありますか?

A: はい。同期入社の社員と親しくなりたいので、なるべく日本語で話すようにしています。会話のなかでわたしがまちがっていると直してくれます。日常会話のなかで日本語を使うと、日本語をより速く憶えられるし、コミュニケーションも深くなります。

Q: 日本語がずいぶん上達したようですが、上司の方や周りの社員の方たちの反応は?

A: 入社したばかりのころは、わたしは日本語を話せませんでした。いまは少し日本語を話すようになったので、上司も周りの人たちも喜んでくれています。新しい日本の言葉を憶えたら、それを同僚と話すときに使うようにしていますが、それを聞いてびっくりしています。わたしが、どんどん日本語が上達しているのをわかってくれています。

Q: 日本で暮らしてみて、日本の印象はどうですか?

A: とても素晴らしいです。日本の人たちは親切ですし、住んでいてとても楽しいです。

ふたたび橋本さんです。「Heさんの日本語力がみるみる向上したので、そのつぎの年、海外から直接採用した外国人社員7人にも公文式日本語学習をしてもらいました。インドのBhadraさんは、そのなかのひとりです。そして、今年入社予定の7人の外国人社員にも、もちろん学習してもらいます。日本語がわかるようになってきて、かれらの笑顔が日に日に増えていくのが、わたしにとっても大きな喜びになっています」。

(2015年3月現在)

この事例をダウンロードする(PDF)

KUMONをより知っていただくためのキーワード

初めのころは少し簡単に感じました

公文式は、一人ひとりの「学力に応じた学習」 を行う個人別・学力別の学習法です。 らくにできるところを出発点にして学習を始め、常に自分の力にあった教材を自分のペースで解き進めることで、学ぶ楽しさとできる喜びを育みながら学力を高めます。これを公文式では「ちょうどの学習」と呼んでいます。

ちょうどの学習とは? 公文式学習についてくわしくご紹介しています。 公文式の特長~公文式学習とは~ 公文式の特長
~公文式学習とは~

ミスをしたときも完璧に直す

公文式は、解き方を教わるのではなく、自分の力で教材の問題を解く学習法です。答えを間違えたときも、自分の力で間違えた部分を見つけて、そこから訂正することを大切にしています。ひとつひとつ自分で解いた跡を確認しながら訂正することで、考える力を鍛えることができるのです。

間違えることも大切? 公文式教材のひみつをわかりやすくご紹介しています。 KUMONの教材 「スモールステップ」ってなに?~KUMONの教材のひみつ

企業での公文式 外国人のための日本語

トップ

お問い合わせ 事業開発本部 日本語チーム

導入に関するご質問・ご要望はこちらへ。お気軽にご相談ください。

    • 0120-494-625
    • 9:30~17:30 土日、祝日を除く
    • ※英語・ポルトガル語・中国語で対応いたします。
資料請求

ご希望の方にはパンフレット・
公文式教材の見本をお送りします。

資料請求フォーム

What’s
KUMON?

これまでも。これからも。
KUMONはずっと
「学ぶ集団」であり続けます。

KUMONは、50を超える国と地域に、「学び」を提供しています。

乳幼児から高齢者まで。
生涯を通じて学ぶ喜びをお届けします。

Baby Kumon / 書籍・知育玩具 / 学校・施設・企業への導入 /
認知症の予防と維持・改善 / 書写 /
日本語/ フランス語/ ドイツ語

公文教育研究会
代表取締役社長
池上 秀徳

指導者も社員も
「子どもから学ぶ」。
KUMONはいつも
学び続ける集団です。

私たちが大切にしている、創始者の
ことばがあります。

学ぶ力は、やがて生きる力へ。
KUMONは一組の親子の
絆から生まれました。

KUMONは、公文式学習を通して、
「生きる道を自らの力で切り拓いて
いける健全で有能な人材」の育成を
目指しています。

公文式教材のひみつを
わかりやすくご紹介。

公文式になくてはならない
指導者の役割とは。

私たちには
「夢」があります。
教育を通じて
世界平和に
貢献することです。

時を越えて。国境を越えて。
すべては、一人ひとりのために。

日本の子どもたちから
世界中の人たちへ。

    • KUMONグループ会社一覧
    • さまざまな場で「個人別・
      ちょうどの学習」を実践。
      世界各地に広がっています。
    • お問い合わせ・資料請求
      KUMONへのご意見、ご質問などを
      お寄せください。
    • お問い合わせ
    • ロゴに込められた想い
    • この、KUMONのロゴ。どこかで見かけたことありませんか?
      このロゴには私たちの想いがたくさんつまっています。