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辺りがすっかり暗くなった午後7時、子どもたちが競うように海北園の中の「公文教室」に駆けて来ます。子どもたちの手には、部屋で学習した公文の宿題プリント。駆け込んで来ても、脱いだ靴をそろえることは忘れません。「こんばんは!」と入ってきた子どもはすぐに席に座り、瞬く間に教材を解いていきます。週2回、園に隣接する地域交流スペースは「公文教室」に変わるのです。

子どもたちを希望する高校に進学させたい―職員の皆さんは子どもたちの学力を伸ばすため、学習習慣を身につけさせようと様々な工夫をされてきました。そして2004年、園の中で公文式学習を開始されました。

現在小学生23名と中学生5名が公文式算数・数学を学習しています。毎週火・金曜日は職員さんが地域交流スペースに椅子と机を並べて「公文教室」を開かれ、月・水・木曜日には子どもたちは自分の部屋で公文の宿題をします。

子どもたちは、その日学習予定の教材が終わらなければ、次の教室の日までに必ず仕上げます。そのために職員さんは部屋でも学習に付き合い、時には子どもが気持ちを整理して納得できるように話し合ったりもします。

できるまで寄り添うことを徹底した結果、公文式学習はすっかり子どもたちの生活に定着しました。今では夜に行事などで公文ができないときには、子どもたちから「夜できんから、先やっちょこ〜」という声が出るようになりました。帰省する子どもも、自分から土曜日や日曜日に時間を作って教材を解いています。
「今日学校で最小公倍数が分かったのウチだけじゃった」と自信満々で報告する子どもがいたり、両手を骨折したときでさえ公文式学習に取り組もうとする子どもがいたり・・・。子どもたちは、できる・わかる喜びを感じているようです。
「『こんばんは』と入ってきたら、次に聞こえるのはもう鉛筆の音だけ。ここに響く鉛筆の音はほんとうにいいと思います。みんなができているっていう音だから。この音が今後も続くようにしていきたい」。子どもに寄り添う、職員さんの言葉です。
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