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プレスリリース

『地球の声に耳をすませて』刊行

2011年12月16日 (金)

出版・知育玩具

『地球の声に耳をすませて』刊行
~ 地震の正体を知り、命を守る ~
著:大木 聖子(おおき さとこ)東京大学地震研究所助教・博士(理学)

 くもん出版(代表取締役社長:志村直人)は、12月22日『 地球の声に耳をすませて ~地震の正体を知り、命を守る~ 』を刊行いたします。
 著者は、全国の学校や自治体における地震や防災に関する講演や授業など、精力的に防災教育活動を行う大木聖子東京大学助教。同じ悲劇が繰り返されぬよう願いを込めて地震の正体や安全を確保するポイントをわかりやすく解説しています。
 子どもたちだけでなく子どもを守る保護者、学校の先生方などにもおすすめしたい1冊です。

対象 小学校高学年から
体裁 A5版/上製本/144ページ
本体 1,470円(税込)

【著者略歴】
大木 聖子(おおき さとこ)
東京大学地震研究所広報アウトリーチ室助教。2001年北海道大学理学部地球惑星科学科卒業、2006年東京大学大学院理学系研究科にて博士号を取得後、カリフォルニア大学サンディエゴ校スクリプス海洋学研究所にて日本学術振興会海外特別研究員。2008年4月より現職。広報アウトリーチ室員として、アウトリーチ活動(広報活動や防災教育、科学コミュニケーションなど)を担当。主な著書に、震災後書き下ろした『超巨大地震に迫る-日本列島で何が起きているか』(纐纈一起教授との共著、NHK出版新書)がある。

◆地震学者が児童向けに東北地方太平洋沖地震を語ります
 東北地方太平洋沖地震がどのようにして起きたのか、津波が発生したのはなぜか、日本列島がどう移動したのか、たくさんの地震が続いて起きている理由は何か。多くの子ども達が知りたがっていることを、地震学者である著者がわかりやすく説明します。

 また、著者の大木聖子(さとこ)東大助教は、中学2年で出会った本がきっかけで地球科学に興味を持ち、高校1年の時に起きた阪神・淡路大震災を機に地震学者を志しました。本書は地震や津波に対する知識を伝える科学書であると同時に、著者が地震学者になるまでの過程や日々の研究生活の中での葛藤を描くことで、子ども達が共感できる児童読み物としての側面も合わせ持っています。

◆「わたしは地球の声を聞く地震学者」
 地震はいつ、どこで、どんな時に起きるのかわかりません。次の巨大地震の際に同じ悲劇を繰り返さないためにはどうすべきなのか。本書では、タイトル通り著者が地球の声に耳をすませて聞き取った、安全を確保するポイントや自分や大切に思う人たちの命を守る方法などを伝えます。
 著者は、自分にできることは何なのか繰り返し問いかけ、地震の研究に携る者の責任として、全国各地の自治体や学校における防災に関する講演や出張授業など、防災教育活動を意欲的に行っています。

◆ 本書の構成

第1章 地震の正体はなんだ?
第2章 地震はなぜ起きるのか?
第3章 津波はなぜ発生するのか?
第4章 巨大地震が引きおこすいろいろなこと
第5章 地球のメッセンジャーをめざす
第6章 地球の中心への旅
第7章 地球は、おしゃべりで暑がりな星
第8章 命を守るために

※ 目次~「はじめに 2011年3月11日。あのとき、なにが起きたのか?」がこちらから無料で閲覧いただけます。⇒ http://www.kumonshuppan.com/category/tachiyomi/34518/

◆ 関連情報
東京大学地震研究所オープンキャンパス・一般公開
日時:2011年12月23日(金・祝)10:00-16:00
場所:東京大学地震研究所1号館・2号館
メニュー:学生実験、研究展示、ミニ講演会、地震計博物館、震源地図や関連書籍の展示・販売等が行われます。
登録・参加費:登録不要 入場無料
問合せ先:電話 03-5841-5666、5667

 プレスリリースに関するお問い合わせ先
 公文教育研究会 TEL 03-3234-4401

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