お子さまから大人の方まで、くもんの書写は、選べる4教科
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  • 筆ペン
  • 毛筆
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100人100筆
私と書写のあるくらし

※書写歴は、取材時における年数です。

書写歴2年
Tさん(50代)

「右はらい」ばかりくり返し練習していたら、
「何かのおまじない?」と聞かれてしまいました。

今まで家事も仕事も頑張ってきましたが、何か一生懸命に学ぶってことはありませんでした。だから、最初は「この年で習い事を始めるなんて…。しかも不慣れな筆ペンを習って大丈夫かしら」と迷いました。だけど先生は優しいし、自分のペースで無理なく進められるので生活の中に自然と書写が溶け込んでいきました。

その後、1~2か月経った頃、初めて壁にぶつかったんです。どうしても「右はらい」がうまく書けないので毎日練習し、それこそ旅先まで教材と筆ペンを持って行ってくり返しくり返し書きました。あまりに右はらいばかり書くので、家族が不思議に思って「それ、何かのおまじない?」なんて聞かれたぐらいです。でも、こうして書き続けると急に筆が思いどおりに動くことがあるんです。この達成感が「やればできる!」と自信になり次への励みになるんでしょうね。

書いていると気持ちがゆったりして、
心にゆとりが生まれます。

今も、毎日時間を見つけて学習に励んでいます。主には、家族が外出している日中か、就寝後の静かな時間。クラッシックをBGMに自分の世界にどっぷりつかりながら書くんです。この歳になっても学ぶ姿勢を持ち続けるって素敵なことですよね。文字を通して教養が深まり自分が磨かれる気がします。それに書いていると気持ちがゆったりして、心にゆとりが生まれてくるんです。書写の時間は、わたしにとって心を磨く時間。書いているときの自分が好きです。

「難しいなあ」と壁にぶつかるたび、
同時に奥深さを感じます。

筆文字って、力の入れ具合によって太い線になったり細い線になったり。また一つの文字の中に、とめ、はね、はらい、といろんな筆遣いが詰まっています。一本の筆ペンを使ってここまでいろんなことが書けるんですね。学習中「難しいなあ」と壁にぶつかるたび、同時に奥深さを感じます。

年齢を重ねると、さらに味わいが増すんでしょうね。同じ教室には10年、20年と続けている大先輩がたくさんいて、その方々の姿を見ると「自分も続けていこう」とやる気が湧いてきます。10年後、20年後、はたして自分の文字がどう変わっているか、今から楽しみです。