お子さまから大人の方まで、くもんの書写は、選べる4教科
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100人100筆
私と書写のあるくらし

※書写歴は、取材時における年数です。

書写歴2年
Oさん(50代)

紫式部もこうして『源氏物語』を書いたのだろうか?
文字を書くことを通して、
日本人であることの喜びを感じています。

テレビ局に勤務し毎日忙しく働く私にとって、公文書写教室に通う時間は特別です。日々の喧騒けんそうを忘れ無心になって筆ペン教材に向かうと、これまで忘れていた日本人としてのアイデンティティーが蘇るよう。今まで忘れていた感覚を取り戻すような不思議な気持ちになります。

若い頃は海外志向でアメリカやヨーロッパへ何度も足を運んだものですが、50歳を超えたあたりから書道や茶道のような日本文化の奥深さに魅力を感じるようになりました。ひらがなを練習しながら、ふと「紫式部もこうして『源氏物語』を書いたのだろうか」と想像を巡らせることも。文字を書くことを通して、日本人であることの喜びを感じています。

学ぶことに年齢は関係ない。思いついたときが一年生。

本当のことを言うと、最初は教室に通うかどうか躊躇していました。「公文」というとついつい子どもさんが通う学習教室のイメージが強く、「大人が子どもに交じって学習するなんて、かっこ悪いと思われるんじゃないか…」と不安でした。

しかし通い始めると、子どもさんたちの姿に刺激を受けるばかり。真剣に学ぶ彼らを見ていると、「私はこの年まで、社会人として色々と経験も積んできたつもりだが、書写に関しては一年生。学ぶことに年齢は関係ない。思いついたときが一年生だ」と思えるようになりました。

初段であきらめた柔道。今度は初段と言わず10段まで。
10年後の自分の文字が楽しみです。

先日、半年に一度全国で行われる「認定」を受けて8級をもらいました。まだ学び始めたばかりで非常に先は長いのですが、10段取得というのが今後の目標です。

実は高校時代、部活の柔道で初段をとったことはあるのですが、柔道は初段も5段も同じ黒帯なんですよ。「どうせ帯の色が同じなら、初段でいいや」とそのときは昇段をあきらめてしまいました。ですが、書写は違いますね。初段と10段は、筆づかいや字形、全体の収め方などあきらかに違います。練習を積めば積むほど書くことへの奥深さが増すようで、終わりがありません。このまま練習を積むと10年後自分の文字がどう変わっているのか、今から楽しみです。