人材派遣会社に勤めていると、毎日たくさんの人とお会いします。派遣契約されているスタッフさんと面談することもあれば、一日中、新しいスタッフさんと面接することも。仕事柄、これまでこういったスタッフさんの履歴書をたくさん拝見してきましたが、やっぱり手書き文字って大切なんですよね。文字のきれいな人は、会う前から印象が良いし、実際に会ってみても、やっぱり熱意のある方が多い。文字の美しさは、人柄を伝える大事な要素なのだと実感します。

だからこそ、私も、折に触れ手書きで思いを伝えるようにしています。例えば、自分が担当する派遣スタッフさんのお誕生日には、プレゼントと一緒に、手書きのメッセージカートを添えて贈ります。誕生日って、やっぱりその人にとっては特別な日。今は何でもパソコンのメールで済ませてしまいがちだけど、手間がかかっても手書きでお祝いを伝えた方がご本人はうれしいと思うのです。人と人との信頼関係って、こういうところから築かれていくような気がして。担当する約120名の派遣スタッフさんのお誕生日には、毎年必ず手書きでメッセージを送ります。

他にも、仕事の書類を送る際に、感謝の言葉を一言添えてみたり、配布資料に付箋でコメントを書いてみたり。直接顔を合わせられない分、思いを文字に込めて伝えられるよう意識しています。

美しい文字で思いを伝えるって、や
っぱり相手への誠意だと思うのです。

私の祖母は俳画をしていて、絵も字もとても上手。その影響で母もきれいな字を書きます。だから、私も、二人のように美しい文字を書けるようになるのが目標。今後、結婚して子どもを持ったら、学校の持ち物に美しく名前を書いてあげたいし、ちょっとしたいただき物をした際も、自分でさらさらと御礼状を書けるようになりたい。美しい文字で思いを伝えるって、やっぱり相手への誠意だと思うんですよね。こういうことが自然とできる女性って素敵だと思います。