初めて書道の筆を持ったのは、何かのイベントで毛筆体験コーナーに参加した時。筆を使って文字を書くっておもしろいなと思いました。それから、ママにお願いして公文書写の教室に通い始めたのです。初めは分からないことばかりで緊張したけど、先生が「筆は、お箸を持つ時と同じように握ればいいよ」と丁寧に教えてくれました。トメとかハライとか、先生が教えてくれることに気をつけて書いたらどんどん字が上手になって。「やればできるんだ」と思えるから、この頃は文字を書くことが楽しいです。

いつもは筆や鉛筆だけど、
チョコで文字を書くのも
おもしろかったです。

教室には週末に通っています。お隣にスーパーがあって、いつもそこでママと一緒に買物をしておうちに帰ります。前からママのお料理のお手伝いはしていたけど、最近はおもしろいからできるだけ一人で挑戦してみたい。この間は本を見ながら肉団子を作りました。結構おいしかったかな？「次は中華丼をお願いね」ってパパからリクエストされました。

お菓子作りにも挑戦していて、去年のバレンタインデーは、学校のお友だちにあげる“友チョコ”を作りました。チョコペンでデコレーションし可愛く仕上げて、「ずっと友だちだよ」という気持ちを込めて「ずっとも」と書きました。いつもは筆や鉛筆だけど、チョコで文字を書くのもおもしろかったです。

公文書写の教室で練習したプリントは、10枚ともおうちに持って帰ります。いつも、その中から一番上手なものをママに選んでもらいファイルに綴じているのです。これは教室に通い始めた頃から、ずっと続けていて、見返すと自分でも上達してきたなって思うから、公文書写で練習したプリントは、私の大切な記録です。