フィリピンでのKUMON
約7000の島々からなる東南アジアの国、フィリピン。フィリピンに初めて公文式教室ができたのは1982年のこと。実はフィリピンは公文式の海外展開の歴史の中でもかなり初期の段階に教室ができました。2016年6月現在、278の教室があり、学習者数は約73,000となっています。
公文を活用した地域活動 フィリピン・パヤタス編
まず、初めにご紹介するのはパヤタスという地域にある教室。フィリピンの首都マニラ近くのパヤタス地区には、ゴミの山と呼ばれる廃棄物処分場があります。その処分場で空のペットボトルなどのリサイクル品を集めて売って、暮らす方も多く、貧困や健康問題を抱えた地域です。そこに、貧困家庭でも学べるよう非営利団体が支援している公文式教室があります。
今回は、テレビ神奈川のお昼の情報番組「猫のひたいほどワイド」の太田裕二レポーターが、教室や子どもたちの自宅を訪れ、インタビューを行いました。TVもエアコンもなければ、机もない家庭でも、明るく、そして一生懸命に公文式学習をしている子どもたちの様子が紹介されています。
※こちらの教室は、一般の公文式教室とは違い、非営利団体とフィリピン公文が支援して運営されています。
フィリピンの公文式教室編
もう一つご紹介するのはマニラの北側に位置するバレンズエラ市にある教室。この街は日雇い労働者が多く、決して裕福ではありません。また、教育関心度の高い地域とは言えませんが、17年以上もこの地域に根づき、多くの子どもたちを見守ってきた教室があります。
この教室で指導するテス先生は公文式指導者の仕事を「天職」と話し、日々子どもたちと真摯に向き合ってきました。明確な夢や目標を持って、いきいきと学習する子どもたち、そして、その子どもたちを支える保護者や先生の想いを、インタビューを通して伝えます。
どんな国や地域でも、一人ひとりの積み重ねられた努力が、それぞれの可能性を広げ、より良い世界を作っていく。 KUMONはこれからも真摯に子どもたちと向き合っていきたいと考えています。