KUMONトピックス
Feature Report - 進化し続ける活動
カテゴリーを表示

調査・研究・アンケート  2015/12/07更新

Vol.119 子どもの家庭学習調査(1)家庭学習の現状と理想  

家庭学習は母親の大きな悩み
母親求めるのは「みずから進んで学ぶ姿勢」

KUMONでは、2015年8月、小1~小3の子がいる共働き世帯の母親を対象に「家庭学習についての実態調査」を実施しました。KUMON now!では、この調査結果を全3回にわたってお伝えします。第1回目の今回は、「子どもの家庭学習の現状と母親が思い描く理想の家庭学習の状態について」の結果をお伝えします。

【「共働き世帯の子どもの家庭学習調査」結果】
第1回:子どもの家庭学習の現状と母親が思い描く理想の家庭学習の状態について(今回)
第2回:調査から見えた「家庭学習をうまくいかせるための3つのポイント」
第3回:家庭学習が「うまくいっている」家庭から学ぶ、親の観察ポイントとは?

 

家庭学習で行っているのは 「小学校の宿題」がメイン
 1日の学習時間は「32.0分」、頻度は週「5.7回」

【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:小1~小3の子がいる共働き世帯の母親1,000人
調査期間:2015年8月28日~8月30日

小1~小3の子どもが家庭学習として取り組んでいるのは、「小学校の宿題」(94.2%)が大多数でした。このほか、「通信教育の課題」(30.6%)、「(ドリルや問題集など)両親が与える課題」(20.8%)と続きました。

また、平日の家庭学習の平均時間は「32.0分」という結果でした。学年別にみると、小1が「25.2分」、小2が「32.0分」、小3が「36.7分」と、学年が上がるにつれて長くなっている傾向がみられました。家庭学習の頻度については、週平均「5.7回」という結果となりました。子どもたちは、平日を中心にほぼ毎日、家庭学習に取り組んでいる状況のようです。

 

52.7%の母親が家庭学習に「悩んでいる」と回答
母親が思い描く理想の家庭学習の状態とは?

わが子の家庭学習に関して、半数以上となる52.7%の母親が「悩んでいる」と回答しました。実際に「わが子の家庭学習がうまくいっている」と回答したのは65.9%、「うまくいっていない」が34.1%でした。この結果から、「わが子の家庭学習がうまくいっている」と思っている母親も、何らかの形で悩みを抱えているということが明らかになりました。

では、母親は何をもってわが子の家庭学習が「うまくいっている/うまくいっていない」を判断しているのでしょうか。

「家庭学習がうまくいっていると思う状態」についてたずねると、「子どもがみずから進んで家庭学習ができる」(54.8%)、「子どもが日々決められた学習量をこなすことができる」(42.0%)が上位に挙げられました。一方、「家庭学習がうまくいっていないと思う状態」については、「声をかけてもだらだらとし、すぐ行動に移さない」(53.3%)が最も多く、続いて「いちいち指図しないと動かない」(35.9%)が続きました。

「子どもの学習への自主的・意欲的な姿勢がみられるかどうか」が、母親が「家庭学習がうまくいっている/うまくいっていない」を判断する根拠となっているようです。

 

家庭学習の現実…親の対応は?

子どもの学習状況をたずねた設問のうち、家庭学習が「うまくいっている」家庭と「うまくいっていない」家庭の間で、もっともポイント差が大きかったのは「子どもがみずから進んで家庭学習をする」という点で、40ポイント近い差がありました(グラフ1)。逆に「うまくいっていない」家庭では、「親が声をかけないと学習ができない」という点におけるポイントが高く、「うまくいっている」家庭と大きく差がありました(グラフ2)。親が「うまくいっていない」と感じる場合には、親による促しや補助が必要な状況があるようです。

 

そんな現状に対して、親はどのような対応をしているのでしょうか。

子どもの学習において「ほめることがある」が計82.7%、「怒ることがある」は計76.8%という結果でした。子どもへの「ほめ方」についてたずねると、「『よくできたね』と声をかけて認めてあげる」(68.3%)、「『すごい!』『できるじゃない!』など大きく喜ぶ」(65.5%)というスタイルがトップ2となりました。対して「子どもの願いごとを聞いてあげる」「ごほうびとしておやつや好きなものを与える」など、子どものがんばりに対価を与える方法はとらない方が多いようです。

一方、「子どもの学習に関して怒る原因」についてたずねたところ、「だらだらとし、集中してできていない」(69.1%)、「字が汚く、乱暴に書いている」(57.3%)、「なかなか宿題(学習)にとりかからない」(54.8%)が上位3項目となりました。

家庭学習への取り組み状況別にみると、「うまくいっている」家庭では「ほめることがある」率が高く、「うまくいっていない」家庭では「怒ることがある」率が高くなっています。親の対応が子どもの家庭学習の取り組みに影響している可能性があるといえそうです。

連載第2回以降、家庭学習をうまくいかせるためのヒントを、調査から明らかにしていきます。

 

関連リンク

子どもの家庭学習調査(2)家庭学習をうまくいかせる3つのポイント|KUMON now!
共働き世帯「家庭学習」に関する調査|プレスリリース

関連記事

子育て・家庭学習  2016/01/05更新

Vol.127 子どもの家庭学習調査(2)家庭学習をうまくいかせる3つのポイント

家庭学習をうまくいかせるためには 「学習する時間を決める」「親も楽しむ」 「普段からのコミュニケーション」がポイント

子育て・家庭学習  2016/02/01更新

Vol.133 子どもの家庭学習調査(最終回)大事な親の観察力、注目すべきポイントは?

家庭学習が うまくいっている家庭から学ぶ 親の観察ポイントとは

子育て・家庭学習  2017/02/28更新

Vol.196 家庭学習調査2016(1)
子どもが学習に前向きになるきっかけとは?

「自分でできた!」「学ぶのが楽しい!」 という喜びが、子どもの学ぶモチベーションになる

子育て・家庭学習  2017/03/21更新

Vol.199 家庭学習調査2016(2)
学習習慣をつけるために子にかける言葉とは?

「ほめる」「自覚を促す」で 家庭学習の習慣づけ

子育て・家庭学習  2017/04/04更新

Vol.202 家庭学習調査2016(3)
家庭のスタイル別家庭学習の実態

専業主婦家庭と共働き家庭、 家庭学習の実態に差はほとんどない 共働き家庭は「自律」を重視

バックナンバー

KUMONグループの活動  2017/05/23更新

Vol.210 全国の公文の先生が学び合う場とは?

指導者の想いは世界共通

KUMONグループの活動  2017/05/15更新

Vol.209 カンボジア王国に公文式教室開設!

カンボジアの人々の期待を受けて 首都プノンペンに2教室 ~KUMONは50の国と地域へ~

学習者・OBOG  2017/05/09更新

Vol.208 高校生の、高校生による、高校生のための
「全国高校生徒会大会」とは?

「生徒会、学校をよりよくしたい」 という想いを持った 学生たちによる活発な意見交換

KUMONグループの活動  2017/05/02更新

Vol.207 KUMONレポート-子ども文化史料編

江戸時代の子ども文化を疑似体験 ~江戸庶民の子どもの「遊び」と「学び」~

KUMONグループの活動  2017/04/28更新

Vol.206 くもん出版が子どもから学ぶ場

お客さまとの接点から 新たな価値を生み出す ~くもん出版の各種体験会、上野の森親子フェスタ~

KUMONトピックス カテゴリー別インデックス

記事アクセスランキング

おすすめ記事 Recommended Articles
OB・OGインタビュー
Catch the Dream 夢をかなえる力
NEW
Vol.043 後編
労働経済学者 浦坂純子先生
積み重ねることで 見える景色は変わってくる 足元の一歩一歩を登って道を開こう
Vol.043 前編
労働経済学者 浦坂純子先生
積み重ねることで 見える景色は変わってくる 足元の一歩一歩を登って道を開こう
Vol.042
フリーアナウンサー
山本ミッシェールのぞみさん
与えられたチャンスには 心を開いて応えることで 世界はもっと広がっていく
Vol.041
プロゴルファー 武尾咲希さん
一打一打の積み重ねが 高みにつながるから 「結果」に至る「内容」を大切に
スペシャルインタビュー
Academic Milestones 学びを究める力
NEW
Vol.043 後編
海洋冒険家
白石康次郎さん
自分の幸せのために 思いの方向に舵を切ろう
Vol.043 前編
海洋冒険家 白石康次郎さん
自分の幸せのために 思いの方向に舵を切ろう
Vol.042
社会的投資研究者 伊藤健先生
「誰かのために」と考えたとき はじめて学びに対する意欲が湧く 「自分ごと」と「社会ごと」を重ねてみよう
Vol.041
宇宙飛行士 山崎直子さん
興味を温めていれば やがて道はつながる 自分がいる今を大切に歩もう
KUMON now! フェイスブックページ
KUMON now!に「いいね」して、子育てに役立つ情報を受け取ろう!

What’s
KUMON?

これまでも。これからも。
KUMONはずっと
「学ぶ集団」であり続けます。

KUMONは、50の国と地域に、 「学び」を提供しています。

乳幼児から高齢者まで。
生涯を通じて学ぶ喜びをお届けします。

Baby Kumon / 書籍・知育玩具 / 学校・施設・企業への導入 /
認知病の予防と維持・改善 / 書写 /
日本語/ フランス語/ ドイツ語

公文教育研究会
代表取締役社長
池上 秀徳

指導者も社員も
「子どもから学ぶ」。
KUMONはいつも
学び続ける集団です。

私たちが大切にしている、創始者の
ことばがあります。

学ぶ力は、やがて生きる力へ。
KUMONは一組の親子の
絆から生まれました。

KUMONは、公文式学習を通して、
「生きる道を自らの力で切り拓いて
いける健全で有能な人材」の育成を
目指しています。

公文式教材のひみつを
わかりやすくご紹介。

公文式になくてはならない
指導者の役割とは。

私たちには「夢」があります。教育を通じて世界平和に貢献することです。

時を越えて。国境を越えて。
すべては、一人ひとりのために。

日本の子どもたちから
世界中の人たちへ。

    • KUMONグループ会社一覧
    • さまざまな場で「個人別・
      ちょうどの学習」を実践。
      世界各地に広がっています。
    • お問い合わせ・資料請求
      KUMONへのご意見、ご質問などを
      お寄せください。
    • お問い合わせ
    • ロゴに込められた想い
    • この、KUMONのロゴ。どこかで見かけたことありませんか?
      このロゴには私たちの想いがたくさんつまっています。