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Vol.033 2014.04.22

子どもたちと留学生による被災地訪問

東北の人々と共に
復興へと歩んでいきたい
小中学生の子どもたちと7カ国からの留学生が被災地訪問

東日本大震災から3年あまり。今なお被災地は復興の途上にあります。日本の子どもたちやさまざまな国と地域出身の留学生が被災地を訪問する東北トリップも今年で3回目を迎えました。被災地に直接足を運んで彼らが何を感じたのか。参加者の声を中心に訪問の様子をお伝えします。

目次

今の東北をこの目でしっかり見てみたい

子どもたちと留学生による被災地訪問2014年3月下旬、KUMONが主催するEnglish Immersion Camp(英語で過ごすキャンプ)の卒業生の子どもたちとキャンプリーダー(インドネシア、スリランカなど7か国からの留学生)など合わせて23名が東北の被災地を訪ねました。

この取り組みは「被災地の現状を知り、現地の方とふれ合うことで、自分たちにできることを考え行動していけること」を目的に2012年からスタートしました。参加者は「テレビなどでは伝わらない、今の東北をこの目でしっかり見てみたい」という想いを胸に、このトリップに参加しました。今回は宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区、南三陸町、岩手県大船渡市、宮古市などを訪問しました。

いつか、今よりも震災前よりも美しく輝いている東北を見たい

子どもたちと留学生による被災地訪問

5日間を通して、それぞれの地で地元の方々と交流をしました。名取市では地元の主婦の方々と一緒に毛糸を使ってさくらんぼのブローチを作り、大船渡市では地元の住人の方々や子どもたちと一緒に岩手県の郷土料理やベトナムやフィリピンの料理を作り、交流を深めました。南三陸町ではボランティアガイドさんに被災地を案内していただき、宮古市では仮設住宅を訪れて、被災地の人たちの生活ぶりを自分たちの目で見てきました。

東北トリップを終えた子どもたちの感想です。

津波の被害は本当にひどいと初めて知りました。自分ができることはできるだけしたいと思いました。(小5)

東北の人は温かくて、私たちにたくさんの笑顔と元気をくださいました。このトリップで教わった、命を大切にすること、東北を忘れないこと、相手を思いやること、笑顔でいること、私は絶対に忘れません。(中2)

東北トリップに来ていない私の家族、友だち、先生にこの経験を伝えていきます。それが今、私にできる最高でただ一つの東北にできることだと思います。いつか、今よりも震災前よりも美しく輝いている東北を見られることを願っています。(中3)

自分たちにできることは何だろうか。直接的にできることは少ないのかもしれません。しかしながら、何も行動しないままでは一歩も進みません。今回のトリップに参加し、地元の方々が置かれている状況とその想いに直にふれ、子どもたち一人ひとりがそれぞれの新たな想いを胸に帰ってきました。3回続けて参加した中学1年生は次のように語ります。

一日も早い復興のためには、地震とは何か、津波とは何か、あの日何が起こったのかを一人ひとりがしっかり伝えていくことが大切だと思いました。私は東北の人々と共に復興へと歩んでいきたいです。

関連リンク
English Immersion Camp 公式サイト『イングリッシュ・イマージョン・キャンプ2013』開催|KUMON now!子どもたちや様々な国の留学生によるTohoku Trip開催 | プレスリリース

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