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| 「雪のあした」歌川国貞 (公文教育研究会蔵) | ||||||||||||||||||||||||||
| 正月の雪の朝、注連縄(しめなわ)の張られた井戸に若水くみに集まる町の老若男
女。 その傍らで、氷をもったり、雪だまをなげつけられたり、 大人に見守られながら生き生きと遊ぶ子どもたち。 大人は新年の挨拶をかわしているのか、お正月の華やぎが伝わってきます。 この絵からは、江戸の地域共同体の一端がかいまみられます。 様々な世代の人々が互いに共存し繁栄するために、手をつないでコミュニケーション を しっかりとりあい、地域全体のことを考え、互いに助け合っていた時代。 子どもは地域の繁栄を支える宝であり、大人は皆、 地域の子どもを大切に育てていたのです。 子どもを安全にそして健全に育てることが益々難しくなっている現代、 江戸の子ども天国を支えていたこの「地域共同体」というシステムを、 再度見直し、構築する必要性を感じます。 更にはグローバル化が進む現代です。 この絵の老若男女を世界に生きる様々な人々に置き換えて想像してみてはいかがで しょう。 地域共同体の中で育った子どもたちは、やがて世界に目を向け、様々な人種や民族、 宗教を超えた地球村の一員として、世界の平和や共生を考え実現する大人に育ってい く。 そんな期待さえ湧き上がってくるようです。 |
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