学習法と教材 - 中級レベル

各教材でどんな「力」が身につくの?

中級レベル

中級レベルは、ある程度日本語ができる方が対象です。
引き続き、新出漢字を学習すると共に、約1,300語の語彙を学び、1,300字程度の文章の読解力の習得を目指します。

中級教材終了後の理解度(習得)イメージ

  • I 教材終了時点で、日本語能力試験N3にチャレンジする力がつきます。
  • 新聞の見出しや日常的な話題から内容を理解できるなど、日常的な場面で使われる日本語をある程度理解できるようになります。

G教材

学習課題と学習内容

動詞のいろいろな表現

自動詞(「変わる」「止まる」等)・他動詞(「変える」「止める」等)及び動詞に他の語がついたさまざまな表現(「調べてみる」「残してしまう」等)を学習します。

対人関係

「もらう」「あげる」「くれる」などの授受表現とその敬語表現(「いただく」「さしあげる」「くださる」)等を学習します。

気持ちの表現

推測(「~と思う」等)・希望(「~がほしい」等)・仮定(「になると」等)など、自分の気持ちを表す表現を学習します。

判断表現

推測(「~ようだ」「~かもしれない」等)など、自分の判断のレベルを表す表現を学習します。

身につく漢字・語彙など

漢字数(累計) 80字(508字)
語彙数(累計) 340語(2,395語)
文章の長さ 1,000字

H教材

学習課題と学習内容

外部へ判断表現の影響

依頼(「~して」「~しないで」等)・許可(「~てもいい」「~てもかまわない」等)・使役(「~させる」「~させようとする」等)など、話し手が他者に対して影響をおよぼす表現を学習します。

外部からの影響

受け身(「~られる」等)をはじめとする話し手が外部から影響を受けることを表す表現(「~のため」「~のおかげで」「~のせいで」等)を学習します。

行動と状況の可能性

動詞の可能形(「~話せる」等)および可能性の程度を表す表現(「~できそうだ」「~できるかもしれない」「~おそれがある」等)を学習します。

表現の確実性

伝聞(「~らしい」「~そうだ」等)・推測(「~はずだ」「~はずがない」等)など、物事の確実性を表す表現を学習します。

身につく漢字・語彙など

漢字数(累計) 80字(588字)
語彙数(累計) 490語(2,885語)
文章の長さ 1,100字

I教材

学習課題と学習内容

論理展開

接続語(ところが、しかし、そして等)をはじめとする論理展開を表すさまざまな表現(「~ても」「~たら」「~からには」「~どころか」等)を学習します。

状況説明

動作の開始・進行・完了(「~いるところだ」等)をはじめとする、動作の主体の状況を説明する表現(「~べきだ」「~わけだ」「~に過ぎない」等)を学習します。

心情の協調

心情を強調する多様な表現(「しかたがない」「~に決まっている」「~ずにはいられない」等)を学習します。

尊敬の気持ち

尊敬語(「~られる」「いらっしゃる」等)・謙譲語(「うかがう」「はいけんする」等)をはじめとする、日本語の多様な敬語表現(「お~ください」「~ていただく」等)を学習します。

身につく漢字・語彙など

漢字数(累計) 80字(668字)
語彙数(累計) 490語(3,375語)
文章の長さ 1,300字