公文式は、個人別に自習形式のプリント教材を学習し、子ども自身が自分で一つひとつの課題を習得していく学習法です。
しかし、ひとりでは「できない」「わからない」という場合も、もちろんあります。
そういうとき、先生はその子がどこまではしっかり理解できているか、どの段階までの学力は定着しているかを確認し、それからヒントを与えたり、例題やすでに勉強した類題を示したりします。
手取り足取り教えるのではなく、子ども自身に自分の力で気づかせるように導くのは、「自分の力で解けた!」という喜びを味わってほしいからです。
「先生に聞いてできた」のではなく、「先生のところに質問に行ったけれど、ひとりでできた」と実感して学習するのが公文式です。いかに自分で気づかせるか。自分で気づかせるために、どんなヒントを与えたらいいか。それが指導の技術であると考えています。
もちろん説明が必要な子には、ていねいに教えます。
先生はその「ちょうど」を見極めているのです。
一般的に先生の立場から考えると、答えがわからないという子には、「これがこうだから、こうなって…」と教えてしまった方が、時間も手間もかからないものです。
しかし、一見遠回りに見えても、できるだけ子ども自身に気づかせ、答えを出させたいのです。
それは子どもたちに、教えを待つのではなく、とにかく自分でやってみようとする「挑戦力」をつけてほしいと願っているからです。
「この説明のところを読んでください」と、算数・数学であっても、子どもが自分で気づけるように、例題や問題を音読させる。参照する例題や、「○番の問題を見直しなさい」と、前にできている類題を示したりする。どこまでわかっているかを子ども自身に説明させたり、いっしょに考えたりすることもあります。
| 教える側も学習する側も、ていねいな微に入り細に入る説明がよいと思う傾向がある(教えられてわかったように思っていても、いざ自分でやってみようとすると、できないということがある) | 自分の力でできないときに、学び方のヒントやアドバイスを与えてくれる存在がいると効率的である(強い動機づけや意志がないと続きにくい) |






