施設での導入事例:就職するなら明朗アカデミー

公文式学習を支援プログラムの中心に据え
就労実績を大きく向上
障害者の真の自立をめざして

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障害者一人ひとりの特性や適性を活かす「障害福祉サービス」

2013年4月、民間企業での障害者法定雇用率が1.8%から2.0%に引き上げられました。しかし、実雇用率は1.69%(平成24年・厚生労働省集計)、法定雇用率達成企業も46.8%(前同)と半数以下で、障害者の雇用はまだまだの状況といえます。

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では、法定雇用率が引き上げられれば、それだけ多くの障害者が就労できるのかといえば、なかなかむずかしいものがあります。これは健常者も同じですが、雇う側の会社は「どんな人なのだろう(能力や性格)」「うちの会社の業務に向いているのだろうか(適性)」といった心配が、勤める側にも「どんな仕事なのかな…」「自分にできるのかな…」などの不安が多いようです。そのため、障害者の就労には、雇用者数を増やすことと同時に定着率を高めるため、障害者一人ひとりの特性や適性を活かすことが大切と考えられています。

個々の障害者の特性や適性を活かすための就労支援施策として「障害福祉サービス」があり、その内容は形態別に「就労移行支援事業」「就労継続支援A型(雇用契約有)」「同B型(雇用契約無、旧授産施設)」「生活介護事業(生産活動あり)」の4つがあります。
※障害福祉サービスの詳細や就労データなどは、下段の参照サイトでご覧ください。

公文式学習を就労支援プログラムの中心に据え、
就労実績が大きく向上

数年前から目立って高い就労データを示す就労移行支援事業所が現れました。千葉県成田市にある“就職するなら明朗アカデミー”(以下「明朗アカデミー」と表記)です。平成23年の厚生労働省の集計では、全国の障害福祉サービス全体から就労した割合は約3.6%(5,675人/約15万8,000人)ですが明朗アカデミーのそれは約67%(90人/135人、平成25年1月)となっています。

公文式学習を就労支援プログラムの中心に据え就労実績が大きく向上

就職するなら明朗アカデミーの学習室。凛とした雰囲気で、見学者は「模擬職場空間ですね」と感想を述べるという

明朗アカデミーが実施している支援プログラムの3つの柱は、公文式学習・SST(社会生活技能訓練)・社会貢献活動ですが、「高い就労実績は公文式教材による学習指導を中心に据えたことが大きい」と明朗アカデミーの小澤啓洋学長は話します。

この高い就労実績はほかの障害福祉サービスの事業所で話題となり、見学が相次ぎました。そして、明朗アカデミーをお手本に、公文式を導入する事業所はこの1年間で全国10ヵ所に増え、2014年3月までには20ヵ所ほどになる予定です。

個人別の継続的な学習指導が、自己肯定感を育み、
人生を拓く基礎をつくる

明朗アカデミーの小澤学長に、公文式導入の経緯やその効果をお聞きしてみました。

個人別の継続的な学習指導が、自己肯定感を育み、人生を拓く基礎をつくる

就職するなら明朗アカデミー
小澤啓洋学長

Q. 公文式を導入する前は、ほかの事業所と同じく作業中心の支援プログラムだったと聞いていますが、どんなきっかけでプログラムを変えようと思われたのですか?

A. 「作業をしながら就労を目指すということに、ずっと疑問をもっていたんです。具体的には、例えば製品をきちんと組み立てるという作業をしながら、さまざまな業種の企業に就労できるようなスキルや能力を育てるという、2つの異なる目的が同じ時間・同じ空間にあることに悩んでいました。お客様(明朗アカデミーの利用顧客)はどうだろうかとうかがってみると、やはり同じように悩まれていたのです。そこで、高齢者福祉施設で公文式を導入し成果の上がっている施設を見学し、これだ!と思い、2012年4月から公文式の学習指導を中心にした支援プログラムを提供する別の事業所を作りました」

Q. 学習指導中心の支援プログラムに変えることに心配はありませんでしたか?

A. 「心配がなかったといえば嘘になりますが、新しいプログラムをスタートさせて、お客様に笑顔が表れ、元気に前向きになったことで手応え を感じました。そして、1か月後には、企業に就労するお客様がではじめ、ご本人からもご家族からも感謝され、公文式を導入してよかったと実感しました。お客様は障害の種別もレベルもさまざま、学力もお一人おひとり異なるため、個人別学習の公文式が合うんですね」

Q. 公文式の学習効果は、学力以外のものも大きいそうですが具体的には?

A. 「読み書き・計算の力がつき、仕事をするうえで役に立つことはもちろん、それ以上に大切な力もついていると思います。学習により、できることが増え、それが“学ぶ喜び”となります。これが、集中する・継続する・思考するといった力になり、さまざまな仕事をしていくベースになっているはずです。そして、この力はさらに自己肯定感につながっていきました。障害のある方たちは子ども時代の経験や体験から、どうせボク なんて何をしてもだめ……といった自己否定感をいだきやすいようですが、学習でできることが増え、それを認め・ほめられることで少しずつですが確実に自己肯定感を育てています。これは、とても重要なことで、これから自分の人生を拓くための基礎になると確信しています」

(2013年10月現在)

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個人別学習の公文式

公文式は、一人ひとりの「学力に応じた学習」 を行う個人別・学力別の学習法です。 らくにできるところを出発点にして学習を始め、常に自分の力にあった教材を自分のペースで解き進めることで、学ぶ楽しさとできる喜びを育みながら学力を高めます。

一斉授業との違いは? 公文式学習についてくわしくご紹介しています。 公文式の特長~公文式学習とは~ 公文式の特長
~公文式学習とは~

自己肯定感を育てています

「一人ひとりのできること」を見つけて、可能性を引き出す存在。それが公文式の指導者です。手とり足とり教えるのではなく、ほかの誰かと比較するのではなく、その子自身の成長を認め、ほめ、励まし、「やればできる」という自己肯定感を育みます。施設での公文式学習においても、指導担当者には同じ役割が求められます。

教えるのではなく「自分でできた!」に導く存在とは? 公文式の指導者についてくわしくご紹介しています。 公文式の特長 4 KUMONの指導者 公文式の特長 
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