指導者の役割子ども一人ひとりの可能性を
限りなく引き出す存在。
それがKUMONの指導者です。

指導者の役割は、子ども達一人ひとりの学力を見極め、常にその子にあった教材で学習を進めていけるようにすることです。子ども達が毎回「できた」という達成感を持ち、学習する「楽しさ」を実感し、能力を自ら高めていけるようにサポートします。そのためには、指導者自身がその子どもの学習状態を通して「子ども自身の変化や成長の兆し」を敏感に感じ取り、次の指導に役立てていくことが求められます。

指導者もまた「子どもから学んでいる」のです。

入会時

出発点を決め、見通しを立てる
~学力診断テスト~

入会時に行う学力診断テストの結果を参考に、その子どもが学習する「楽しさ」を実感できるよう、確実に100点を取れる段階の教材を学習の出発点に定めます。

そしてその出発点から、その子どもをいつまでに、どこまで伸ばすかを立案します。このことをKUMONでは「見通しを立てる」と呼んでいます。指導者は、常に子ども達一人ひとりに見通しを持って指導にあたっているのです。

生徒の指導

<学習前>

教材をセットする
~ちょうどの学習~

成績表の記録・解答済みの教材・学習中の観察をもとに、当日の学習時の状態を予測し、その子が自分の力で進んでいけると判断した教材をセットして渡します。

教材の新しいステップに進んだ子や最近学習のペースが落ちている子などには、学習前に声をかけて、その日の学習の仕方や課題についてアドバイスします。

<学習中>

子どもを観察し、「自分でできた!」に導く
~自学自習サポート~

学習中の子どもの様子を観察し、必要に応じてヒントやアドバイスを与えます。また、教材を解き終わった子ども達の答案を採点します。間違いは、すぐに解き方や答えを教えるのではなく、ヒントを与えて、間違えた箇所や理由を、その子ども自身が発見できるようにします。

<学習後>

認め、ほめ、励ます
~子どもとのコミュニケーション~

学習終了後は、その日の学習結果を確認して、ほめたり、励ましたり、学習意欲を高めるように子どもに話をします。そして、家庭で学習する教材を渡し、家庭での学習についてアドバイスします。

<学習後>

学習の進め方を検討する
~学習計画の最適化~

学習者の学習状況を成績表に記録し、その子どもが次にどのような進め方をするのがよいか検討し、学習計画を最適化します。

入会時に立てた見通しについても、定期的に見通しの点検を行い、必要に応じて見通しを修正したり、指導の仕方を改善したりしていきます。

<学習後>

保護者とともに子どもを伸ばす
~学習状況の報告~

公文式学習で子どもの能力を伸ばしていくためにも、保護者の協力は欠かせません。

指導者は、保護者との日常のコミュニケーションや個別面談で、家庭学習の様子や課題を聞き出し、学習状況だけでなく将来にわたっての学習計画をわかりやすく伝えることで、相互の理解を深めながら、一緒にその子どもの可能性を広げ、能力を伸ばしていきます。

学習前から学習後まで、これらのプロセスを日々繰り返しながら、子ども一人ひとりの可能性を限りなく引き出す存在。それがKUMONの指導者です。

研鑚活動

よりよい指導法を追求する
~教材研究、指導技術の向上~

子ども達一人ひとりにあった教材を選び、彼らがその教材を意欲的に解けるようにするために、日々、指導法の研鑚に励みます。また、KUMONが主催する各種講座に参加して、指導技術の向上に努めています。

さらに、指導者同士が集まって互いの指導技術を学び合うKUMONの研究大会は、国単位/地域本社単位/世界規模で行われています。こうした学び合いを通して、KUMONの教材や指導法は絶えることなく改良され続けているのです。

常に「もっといいもの」を

指導者も社員も「子どもから学ぶ」。
KUMONはいつも学び続ける集団です。

© 2001 Kumon Institute of Education Co., Ltd. All Rights Reserved.